
Songs For The Jet Set/Tony Bennett
(Columbia CS9143)
(Columbia CS9143)
こう言う企画ものは比較的良くジャズでは見られ,有名なものではシナトラのモノ、当ブログでアップしたものではルビー・ブラフのモノなどもそうですね。 このトニーのアルバムも良く出来たもので行き先は月やdreamlandまでさまざまで、バックカバーにはこのトニーのトラベルスケジュールが表で示され ていたりしてうれしくなりますね。カバーのエアリアルフォトは今はなきパンナム提供による,おそらくリオデジャネイロの付近の夜景と思います。ベネットの 世界を旅する企画ものでありながらカバーで示されたように、ベネットのボッサアルバムと考えても良いと思います。
曲ではジョビンのジェット機のサンバ(Samba do Aviao), How Insensitiveがやはり気になります。LPのタイトル曲と思われる"Samba do Aviao"では飛行機が離陸する音まで収録されており、アルバム造りに対する意気込みも感じられます。さらにトニーが得意とする"Fly Me To The Moon"も収録されておりこの3曲でfeatureされるアル・コーンのテナーが素晴らしい間奏を入れてくれます。バックはドン・コスタ楽団とベネット のレギュラートリオと言うべきラルフ・シャロン・トリオがつとめます。他にも"Sweet Lorraine"やシェルブールの雨傘から"Watch What Happens"などベネットのボーカルは旅をテーマにするだけあって、とてもリラックスしており彼の魅力を堪能できる好アルバムに仕上がっています。
盤は米コロンビアの2eye、ステレオ盤のdemonstration copyで、元々モノ盤のカバーですがステレオ盤のシール貼りのカバーになっています。ベネットも多作ですが、トップクラスにランクされるアルバムと思います。
トニー・ベネットは大衆的人気があるので、家庭でレコードが雑に扱われているらしく、なかなか良い状態のブツが少ないのでしょうか?
加えてラルフ・シャロン人気もありますからねぇ~。
欲しいなぁ~~~。
「ジェット機のサンバ」など、なにかこう・・・「しみじみとした旅の哀愁、そして故郷に帰ってきた喜び」みたいな感じが見事に表現されてますよね。唄の最後に入るベネットのあの一言・・・これは、未聴の方のために、言わない方がいいですね(笑)ベネットは・・・とにかく「粋」だと思います。
そうですね,アメリカ人はvinylを結構ぞんざいにあつかいますよね。ベネットの人気が大衆性があるのでいいブツがないと言うのはそうかも知れませんね。
自分のはdemonstration copyで元の所有者のステッカーまでカバーには貼られています。カバーはそんなで余りよくないですが,中味はNMでした。シャロンのピアノを聴くなら,When Lights Are Low,やsings for twoの方が良いかも・・・
でも所詮はボーカルですから安くゲット出来ると思いますよ!自分のも10ドルしなかったと思います。
CDでお持ちなんですね。
「ジェット機のサンバ」は英語の歌詞がついてこのベネットの歌唱でッ世に知られるようになったってどこかで読んだことがあります。良い曲ですよね。飛行機から見下ろす,リオの景色が手に取るように浮かんでくるような美しい曲です。ジョビンらしい曲ですよね。このアルバムのハイライトですね。
”唄の最後に入るベネットの一言”がわからなかった(涙)
教えて!
「ネタばれ」すると・・・僕の記憶の中では、ベネットが<唄のメロディが終わった後に、映画のセリフのように一言、「taxi!」と言う>はずだったんですが・・・どうやらどうやらこちらのとんでもない勘違いだったようです。昨夜、パッと思い出したのですが、
その「taxi!」と言うパフォーマンスは・・・
カルロス・ジョビンのライブ(15年くらい前だったかNHKで放送したやつ)でジョビンが洒落っ気たっぷりに言った「セリフ」だったかもしれません。トニーの方は・・・「タクシー!」って言ってませんよね?
自分のLPでは、promoなので聞けないのかな?
耳が悪いし・・・なんてかんがえていましたよ~。
これですっきりしました。
おかげで”ジェット機のサンバ”、今回は4-5回は聴きましたね(笑)頭の中で”リオデジャネイロ、リオデジャネイロ”がリピートしています。
リ・オ・デ・ジャ・ネ/リ・オ・デ・ジャ・ネ・ロ~~みたいな変なノリになってるんですよね。それで余計に印象に残るみたいですね。僕も「リオデジャネロ~」を聴こうかな。
自分も少し,弾き語りでアコギやりますが、bossaのコードは独特でガットに持ち替えてやると手がつりそうになりますね(笑い)
イパネマ、コルコバードぐらいですかね。でも歌があきまへん。
あのノンビブラートで甘くささやくようにやるのがちょ~むずかしいです。
ポルトガル語のバージョンは多いですが,英語ではやはりこのベネットのバージョンが素晴らしいですね。
>ピアノでコードとメロディを・・・
これがすごいですよね。ギターはコードオンリーですが、これすら結構難しい。Jobimならではですよね。自分の弾き語りもワンコーラスのみですよ~!