67camper's Blog

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このロイ・デュナンの録音が好きなんだよね!

2009-12-26 19:08:20 | jazz & vocal
Red Mitchell Quartet/Red Mitchell
(Contemporary GXC3185 Jp.reissue)

 ベーシストのリーダーアルバムというのは概してそんなに多いものではない弟すよね。ビッグネームのミンガスぐらいになれば結構多くのアルバムがありますが、瑞々しいピチカートが録音されている物は意外と少ないですよね。ポール・チェンバース等でも同じで、RVG録音でもタイトな感じはあまり感じられませんよね。自分がベースの録音で好きなのは本日アップのコンテンポラリーのレッド・ミッチェル盤です。メインのミッチェルのベースがとてもタイトに収録されており高音域のピチカートでは特に瑞々しい感じがします。コンテンポラリーと言えばロイ・デュナンの録音な訳ですが、総じて出来のいい録音が多いこのレーベルの諸作の中でも個人的には出色の録音であろうと思います。本日はこのレッド・ミッチェル・カルテットです。

 メンバーはJames Clay(ts, fl), Lorraine Geller(p),Billy Higgins(ds)にリーダー、Red Mitchell(b)が加わった四重奏団です。クレイのサックス、ロレインの明快なタッチのピアノ、そして新進気鋭のヒギンズのドラムとどれをとっても申し分のないサウンドで収録されており、A-1パーカーチューンの"Scrapple From The apple"からリスナーはグッと引きつけられる筈です。B-1のロリンズ作の"Paul's Pal"でもクレイのフルートのバックで力強いウォーキングベースを聴かせてくれるミッチェルが圧倒的ですね。ゲラーのピアノもいい出来でもっとたくさんの録音を聴いてみたいと思わせる好演ですね。B-2の"Sandu"やB-3の"Cheek To Cheek"でのクレイの豪快なテナーも聴きものですね。

 所有盤はキングがリリースした1500円の廉価盤ですが、これでこの録音ですからオリジナルはさぞかしと期待を膨らませる(もちろん未聴です)一枚ですね。


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4 コメント

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ロイ・デュナン (swan)
2009-12-27 07:50:32
おはようございます。

このR・ミッチェル盤・・以前から気にかかっているレコードですが未入手です。J・クレイにR・ゲラーと面子にもそそられますね。自分のコンポラ盤ほとんど国内盤ですが、やはり音の良さでは群抜いてます。特にPウィナーズやペッパーのリズムセクション、ロリンズのウェイアウトなんかの楽器の生々しさは凄いですね。RVG(特にブルーノート)の作られた(笑)黒さの音も好きなんですが、鮮明度ではデュナンでしょうね。

それにしてもカバーの猫可愛いですね(笑)
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国内盤ステレオ (67camper)
2009-12-27 08:07:06
swanさん、コメントありがとうございます。
コンテンポラリーの録音、特にステレオは分解能が高く好きですね。swanさんと同じく、ほとんどが国内盤、それも1500円の廉価盤ですが、それがほとんどステレオじゃないでしょうか?

オリジナルには結構モノ盤が多いのですがコンテンポラリーはやはり分解能が良い国内盤ステレオ盤が聞き慣れていてしっくり来ますね。

内容も恐らくswanさんが満足いくものと思います。クレイ、ゲラーがこれまたいいですから・・・。
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僕もキング盤 (azumino)
2009-12-27 21:46:49
こんばんは

僕の持っているのもキング盤ですが、いい音ですね。コンテンポラリーは、ミッチェル、L・ヴィネガー、C・カウントなどベース奏者のアルバムも目立ちます。

ところで、このアルバムは内容もいいですが、猫のジャケットが印象的です。コンポラの動物シリーズはイラストだけではなく、写真まであるのかと思ったものです。
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動物ジャケ (67camper)
2009-12-27 21:53:23
azuminoさん、コメントありがとうございます。
ビネガー、カウンスともいい盤ですよね。
猫は弦楽器に近づけると大事です。爪は研ぐし、ひっくり返すし余程おとなしい奴じゃないと・・・。
コンテンポラリーの動物ジャケは有名ですよね。DECCAにもありますけどね・・・。
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