Relaxin'/Miles Davis
(Prestige7129)
(Prestige7129)
静かな秋の夜です。南国高知でも虫の声が聞こえ、夜はやっと涼しくなってきました。こんな夜にはふとマイルスが聴きたくなります。彼のミュート(オープンではダメ!)がぴったりですね。さて、何を?と思って、いつもとり出してしまうのがマラソンセッションのアルバム群です。皆さんご存知のとおりで、契約履行のためにプレステッジに慌ただしく録音した「~in'」とタイトルがついた4枚のアルバムですが,こう言う状況下でも後世に残る優れたアルバムを作ってしまうのが天才の所以ですよね。
でもって、例のしわがれ声で「後で曲名を教えるよ!」と声が聞こえ始まる"If I Were A Bell"、何度聴いたことでしょう。この時代のマイルスのミュートプレイの美しさといったらないですね。”ビッチェズブルー”以降の訳のわからないスタイルはどうしても結びつきません。コルトレーンを挟んで登場するガーランドの”ゴムまり”ブロックコードのソロもいつ聴いても思わずニヤッとしてしまいます。次の、イントロを弾き始めたガーランドにブロックコードのそれを要求して始まる"You Are My Everything"も印象に残っています。このマイルスのミュートも素晴らしいですね。Aラスの"I Could Write A Book"でもミュートのマイルス,そしてガーランドのバックで活躍するチェンバースのピチカートがとても力強く録音されていて嬉しくなります。いつもの癖でA面しか聴く事がないんです。B面はやや印象が薄い感じでしょうか?
Prestigeの黄黒レーベルで、Bergenfield, N.J.アドレスです。マイルス最高!!!
でましたねマイルス!自分はジャズ聴き始めの頃はもっぱらこれとRound About Midnight(camperさん以前アップされてましたよね)ばかり聴いていた気がします。この時代のマイルスのミュートたまりません!マラソン4部作の中でも文字通り一番リラックスした感じのこの盤が(それも専らA面ですね 笑)一番好きです。こんなのを一発録りでキメたってのも凄いメンバーですね。
秋の夜長にジャケカバーのように寛いで聴いてみましょうか!
大好きな一枚です。
このあたりの演奏を聴くと、ジャズへの情熱が熱かった時期を思い出しますよね。
bassplayerのMORITATさんに質問で~す。
Miles bandのChambersですが、このバンドではbowingが少ない様に思えるのですが、御大の指示でしょうかねぇ???
私もB面は買ってから聴いたのは10回以下でしょう(苦笑)。
でもCD化された時、「Oleo」のマイルスのトランペットからビッ、ビッという唇が鳴る音が聴こえたのは愕きでした。
CDじゃないと,わからないのでしょうか?