Chet Baker Introduces Johnny Pace
(Riverside 12-292)
(Riverside 12-292)
Riversideの100番台には古典的なボーカルアルバムも存在しますが、いわゆるモダンジャズの3大レーベルの一つとして知られる Riversideの200番台以降はあまたの名盤を制作して来ましたがほとんどインストものである事は衆知のとおりです。しかしながらボーカルものも少ないながら 存在し、アビー・リンカーンやベヴ・ケリー、マーク・マーフィ、テリ・ソーントンなどモダンジャズが隆盛を究めていた頃のボーカルアルバムとしてボーカル ファンにはおなじみです。またここでも出てくるチェット・ベイカーもボーカルアルバムを録音してますよね。本日UPするジョニー・ペイスはチェットが発掘 したボーカリストで、これ以外の録音が見当たらない(知らないだけかな?)シンガーで、そういう意味では貴重です。白人ボーカリストで少しシナトラ風に聞 こえるところもありますね。
ピッツバーグのナイトクラブでペイスを聴いたチェットが彼のリバーサイドデビューに関わった様子がライナーには記載されていますが、彼のグループがこの シンガーのレコードデビューを強くアシストしていますが、あまりのビッグネームとの共演で彼のボーカルへの興味がやや薄れがちなのは仕方ないところでしょ うか。伴奏陣はChet Baker (tp), Herbie Mann (fl,bcl) , Joe Berle or Bill Evans (p), Vinnie Burke or Paul Chambers (b), Philly Joe Jones (ds)と超豪華!チェットのトランペットも随所にきかれ、ハービー・マンも好サポートですね。さらにファンにとってはエヴァンスの参加が特筆ものでしょ う。エヴァンスファンには見逃せないアルバムですね。
ほとんど紹介される事のないアルバムですが、ストレートでナチュラルなペイスの歌唱が聴け、この伴奏陣なら是非聴いてみたいと思うのでは・・・?リバーサイドのモノラル青レーベルでシルバーロゴ&リールです。
このジャケットは記憶にあるのですが・・またまた未聴盤ですね(笑)ベイカーが気に入ったということはベイカーに似たアンニュイな(けだるい?)voなんでしょうか。伴奏陣が確かに豪華ですね。ベイカーのIt Could Happen To You(riverside)も似たような編成だったかと思います。
riversideのボーカル盤・・渋いの揃ってます。M・マーフィーとかも好きですね。
It Could Happen To Youは確かK.DREWのピアノが聞き物ですよね。
Paceのアルバムではベイカーのトランペットとハービーマンのフルート、バスクラがfeatureされ、リズム陣は影が薄い感じです。エヴァンズのソロがもっと有っても良いのですが・・・
マーフィーはいいですよね。そのうちまたアップしますね。
67Camperさんのお持ちのアナログオリジナルはきっと太い音がするんでしょうね、羨ましいです。マーフィーはRiversideよりもCapitol時代が好みです。
ペイスの声は、そうですねアナログ、モノで聴くと結構芯を感じる声質で聞こえるんですよ。CDは細い声は余計にキンキンしますよね。
このオリジナルは、他のリバーサイドのオリジナルに比べれば超安値ですからね・・・
自分もマーフィーはCapitolが好きですね。"Hip Parade"久々に聴いてます。