The Bridge/Sonny Rollins
(RCA PG-23, jp.reissue)
昨日のデックスに続いて,テナーサックス奏者を行きましょう!今日はロリンズです。歴史的名盤,サキコロは揺るぎない最高傑作でしょうが、これに続くアルバムは何でしょう?"Way Out West", "Village Vanguard", "Affie"あたりがあがるのでしょうか???個人的にはこの第2群にぜひとも入れたいのが,以前にアップした"Contemporary Leaders"と本日アップの「橋」です。ご存知のようにロリンズは引退と再起を繰り返したプレイヤーとして知られています。このアルバムは59年8月の2回目の活動中止からの復活を高らかに誇示した作品です。勿論,「橋」とはイーストリバーにかかりマンハッタンのロウアーイーストサイドとブルックリンのウィリアムスバーグを結ぶウィリアムズバーグ橋のことですよね。隠遁中にこの橋梁上で来る日も来る日もテナーサックスの練習に精を出したことで知られていますよね。
さて、編成はロリンズお得意のピアノレスです。ここでは従来のトリオではなく,ジム・ホールのギターを入れておりこれがKEYですね。抜群のコードワークでロリンズに絡む演奏がいいですよね。豪放にしかもペーソス溢れるロリンズに淡々とリズムを刻んで行くジムのギターが実にサトルで気持ちがいいのです。ジムファンならウンウンと頷くこと間違いなし。ベースはボブ・クランショー,ドラムはベン・ライリー(一部H.T.ソーンダース)がつとめています。再起の覇気溢れるタイトル曲B-1"The Bridge"もいいですが,A-1の”Without A Song", A-2のWhere Are You", B-2"God Bless The Child"などの唄モノに聴けるゆったりしたプレイはロリンズならではですね。
所有盤はビクターが1500円で再発した廉価盤です。4半世紀前にNYU(ニューヨーク大学)を1週間ほど訪問したことが一度がありますが,ここもみておきたかったと後悔しています。
今年はお世話になりました。
また濃い話しを聞かせてください。
来年も宜しくお願いします。
さてこのロリンズ,自分も大好きなんです。特にジムとの絡みが最高です。ジムのコードワークは最高ですよね。エバンスとのDUOやジミー・ジュフリー盤で聴かれるプレイに匹敵するロリンズとのコラボです。bassclefさんが一番好きなんて書くと,もっと好きになってしまいます(笑)。結構,人気盤だと言うことですね!
再開後のセレクト盤~ダスコにデックスにロリンズ。いいところが出てきますね!どれも素晴らしい。
ロリンズの「橋」は、僕はひょっとしたら、ロリンズ傑作数多(あまた)ある中で、一番に好きかもしれない・・・と思えるくらい好きなレコードです。
Jim hall は真の名手ですね。ロリンズの長く伸ばす音に絡む辺りの、和音のセンスが素晴らしいです。
2011年も終わろうとしています。こちらの<夢レコ>も半年ぶりに更新しました。
2012年もよろしくお願いします!
RCAの最高傑作であることは,多くの人が認めるところでしょう。自分が文中であげた6枚,どれも特徴があってすばらしいですね。
ジムホールがはいるだけで、トリオとは違ったswing感がうまれるのが不思議です。ジムのギター,やはり最高です。アランフェスより,ずっといいですよね。
ロリンズといえばブルーノート、プレスティッジオンリーの時期もありましたが、その後RCAやインパルスにも興味湧いてきて、そんな中で買ったこのレコードにはやられました!
全盛期のアドリブの冴えや豪快さはやや影ひそめましたが、その分ゆったりとした大人のロリンズが聴けますね。仰るとおりジムのギターも実に相性よいです。
なぜか最近はブルーノートよりコチラのロリンズが断然好きです。