The Sound/Toots Thielemans
(Columbia CL658)
(Columbia CL658)
最も小さい楽器でスウィングできるインストルメントといえばやはりハーモニカではなかろうか?。ジャズのハーモニカというと、このベルギー生まれのToots Thielemans以外思いつかないですよね。彼はギターもプレイしますが,このハーモニカの独特のサウンドにはやられっぱなしです。自分もオヤジ芸ですが,アコギを抱えてブルースハープを少しやりますがこんなスウィンギーなプレイはどうやればなんて感心することしきり・・・。もっともToots Thielemansのハーモニカはテンホ-ルズではないのかも知れませんが,このへんについてはよくわかりません。本日はこのThielemansのハーモニカジャズを取り上げますね。
メンバーはToots Thielemans(harmonica, g), Ray Bryant(p), Oscar Pettiford, Wendell Marshall(b), Bill Clark(ds), Lou McGarity, Al Godlis, Billy Rauch, Jack Satterfield(tb), Artie Beck(as, cl), Carl Prager(bs, cl), George berg(ts, cl)からのピックアップメンバーです。副題がThe Amazing Jean "Toots" Thielemansというだけあって卓越したThielemansのハーモニカの妙技を聴くことができます。選曲も渋いスタンダード揃いで,A-1"On The Alamo", A-2"Don't Be That Way", A-4"Sophisticated Lady", B面ではB-1"Stars Fell on Alabama", B-4"Skylark", B-5"Sonny Boy"等が取り上げられています。共演者ではやはり二人の手堅いベース奏者と,強烈な左手を駆使してスウィンギーなプレイを披露するレイのピアノが相性抜群で素晴らしいですね。
Toots Thielemansのアルバムではむしろリバーサイドのアルバムが有名かも知れませんが,このコロンビア盤、スタンダード中心のデビューアルバムで、ハーモニカジャズがLPになった事自体がとても貴重なように思います。勿論,コロンビア6eyeのモノラルオリジナルです。コーティングも効いておりロゴの配置のみでデザインされたカバーも秀逸ですね。
紹介記事のcolumbia盤~昔、CBSソニー盤で出たはずですが、買い逃しております。
同じジャケットのEP盤(4曲入り)The Sound vol.2 (B-2022)というのを持ってますので、そのvol.1とvol.3(たぶん出ていると思う)も欲しいのですよ(笑)
恥ずかしながらこのコロンビア盤が国内盤で出ているのは知りませんでした。EPでお持ちなんですね。vol1~3でこのLPと同じ格好になるのですかねぇ?
ご存知とは思いますが、お書きのThielmansのハーモニカはクロマチック・ハーモニカではないでしょうか。10ホールではあんなプレイは無理ですね。ボタン操作で半音を自由に出せるハーモニカで、手を使うのでギター弾きながらでは吹けません。私も昔持っていたことがありますが、難しくてあまり吹かないうちになくしてしまいました。でも素朴な10ホールの音も好きだったりします。
自分はそんなに高いレベルじゃないのですが、コメントをくださる方々のレベルが自分よりは上ですので,ある一定レベルをたもたれているとかんじています。もう自分は適当に書いて問題提起してれば良いかなと言う感じです。皆さんのおかげです。
やっぱりそうですか。クロマティックですよね。10ホールズでのハーモニカとはサウンド的にも異なりますものね。
自分はもっぱらテンホールズですが,セカンドポジションで吸う回数が多くなるといつも厳しくなってます。
今後も気がついたことがあればいつでもコメントくださいね。
皆さんのコメントで持ってるブログですからね。