Four!/Hampton Hawes
(Stereo Records S7026)
(Stereo Records S7026)
「うまさん」の愛称で知られるハンプトン・ホーズは米軍人として日本に駐留していたときに黎明期の本邦ジャズシーンに多大な影響を及ぼしたプレイヤーとして知られていますよね。彼の絶頂期、50年台のコンテンポラリーへの録音を聴いていくとトリオ形式とギターを加えたカルテットの2つの形式がある事がわかります。前者の代表が有名なトリオ1.2.3でしょうし、ギターを入れた4重奏団のものではジム・ホールを加えたオールナイトセッションと本日アップのバーニー・ケッセルを加えたアルバムが代表的ですよね。本日はこのゴルフカバーで有名な「Four」をアップいたします。
メンバーはHampton Hawes(p), Barney Kessel(g), Red Mitchell(b), Shelly Manne(ds)というウェストコーストではこれ以上望むべくもないカルテットです。両面とも聴き所の多い構成ですよえん。A面冒頭の"Yardbird Suite"は神と崇めるバードの佳曲ですよね。バードへの敬意を込めたホーズのピアノが熱いですよね。続くスウィンギーな"There Will Never Be Another You"を挟んでの3曲目のミッチェルのオリジナル"Bow Jest"の作曲者自身のアルコが聴きものですね。サイドBではやっぱりB-2の"Up Blues"がすばらしい。“ブルースの名手”と冠せられるにふさわしい好演と思われます。
所有盤はステレオレコーズの一枚です。ほのぼのとした50年代のゴルフの様子を描いたジャケはジャズでは希少ですよね。
意外と音がいいんですよね。
これやら、バーニーケッセルのポールウィナーにはまってました。今思うとレッドミッチェルやレイブラウンのベースが良かったから気に入ったんだろうなぁと・・。
ややこしいですよね。
空も国内盤の方が数段あざやかですが、ややわざとらしい。淡い春霞のようなstereo records盤の空が好きですね。音は国内盤もそこそこですよね。