Bossa Nova '67/Sadao Watanabe Sextet
(Victor DJV-274)
秋吉俊子と並び、日本を代表するジャズメン渡辺貞夫の60年代中期を代表するアルバムです。ストリングスバックでやや甘さを感じますが、ナベサダの音色は きれいで、ゲッツやチャーリー・バード、ゲイリー・マクファーランドが当時流行させたボサノバに積極的にアプローチしています。60年代中期と言う時代背 景を感じさせる好アルバムです。メンバーも中牟礼のギター、菊池雅章のピアノ、鈴木勳のベース、富樫雅彦のドラムス、カバサの宮田秀夫と後の日本ジャズ シーンを引っ張っていく共演者を従えています。この時代から、既にナベサダが日本ジャズの牽引車であったことを伺わせます。何より、ふさふさの髪でニコッ とわらったナベサダのポートレートが超カッコイイです。数年前、高知のジャズ喫茶でナベサダの演奏を聴きましたが、ソプラニーノやパーカッションばかり やって、肝心のアルトを余り吹かずがっかりした思い出があります。
そして、彼のアルトを堪能できるのが次に掲げるデビューアルバムです。さらに荒削りですが、若々しく鋭い音色でよく唄う彼のアルトの原点が聴ける好アルバムです。
"Sadao Watanabe"
(KING SKA3015)
このアルバムまでは、オールスターズの一員としての吹き込みがありましたが、彼自身の名を冠した初のアルバムであり、Del Desser, Greasy, Amenなどのファンキージャズの名曲やパーカーチューン、秋吉俊子のMy Elegyなどの魅力的な選曲です。クリスさんのblogにもでているアルバムですがジャケ違いです。どちらのカバーがオリジナルですかねぇ???
トラックバックしていただき有難うございます。若い頃のナベサダは今よりさらにカッコいいですよね!
若い頃は、トシコのバンドでアルトを吹いていたんですよね。
確か箱根の富士屋ホテルでしたっけ。
観衆もすごい面々が来ておられたのでしょうね。
タイムスリップしたい感じですね。
この番組、良く覚えています。「ゴッド姐ちゃん」のやつですよね。せんみつ、あのねのねとかがいつも和田アキ子とデストロイヤーにやられてましたねぇ~。なつかしい。
バンドマンまで被害を受けていたとは・・・。
お気の毒ですね。