Goin' West/Grant Green
(Blue Note BST84310)
(Blue Note BST84310)
グリーンはこれまでラテンにスポットを当てた「Latin Bit」そしてスピリチュアルをテーマにした「Feelin' The Spirit」というテーマをもった2つのアルバムを作成していますよね。この第3弾とも言うべきアルバムが本日アップのアルバムです。題材はC&W! カバーを見てもわかるようにアコースティックギターが描かれています。C&Wというとコードストロークプレイが相場?とかってに解釈していたのですがここでのグリーンは彼のギタースタイル(シングルノートでホーンライクに演奏する)で押し通しジャズ的な仕上がりにしています。カバーだけ見らアコギでも弾いてんのか?なんて思ってふたを開けると、出て来るのはやはりグリーンのフルアコのギターだったりします。どうせやるんだったら彼のアコギのプレイなんかも聴いてみたかったと思うのは自分だけでしょうか???
メンバーはギターがグリーン、ピアノがハービー・ハンコック、ベースがレジー・ワークマン、ドラムがビリー・ヒギンズのカルテットです。A-1の"On Top Of Old Smokey"からグリーンのシングルトーンのソロが快調です。A-2はレイ・チャールスの名前を世に知らしめた"I Can't Stop Loving You"のカバーです。更に、ロリンズの名演で有名な"Wagon Wheel"と興味深い曲が並びます。ハンコックのピアノもファンキーでいい味を出していますし、ヒギンズのリムショットが効果的に使われておりこのメンバーにしては予想外のほのぼのとした演奏で却ってホッとしますね。B面の"Red River Valley"のグリーンもいいですね。
ブルーノート的にも、異色のアルバムだと思います。カバーもBNっぽくないし、一見見過ごしてしまいそうな感じです。この時代だとリバティがオリジナルですかねぇ?所有盤はリバティ、ステレオ盤です。
グラント・グリーンってのは、なにを聴いてもグラント・グリーンですよね(当たり前)。彼のリーダーアルバムはこれしかもってないんで、よくわからないんですが、ジョン・パットンなんかとやったのは好相性だったように思います。
私の知人(グリーンのファン)が最近、西田佐知子の「コーヒールンバ」をはじめて聴いて、「途中で出てくるギターソロがグリーンみたいですな」って言ったことに妙に感心してしまいました。
そういえば、グリーンがラテンをやったのもありましたよね。
奥歯にモノがはさまってとれない感じ。
良かったらご教示ください。
このアルバムも前から狙ってるんですけどついぞ見かけないですねー。Latin Bit,Feelin The Spiritは好きでよく聴きますが、正に何を弾いてもグリーンなところがある意味凄いです(笑)camperさんが以前取り上げたIdle Moments共々見つけたら即買いですね!
西田佐知子との文字が飛び込んできましたので(笑)
>シュミットさん~その「コーヒールンバ」僕もけっこう愛聴しております(シングル盤)ギターソロ、たしかにありますね。なにかエコーというかディレイ(弾いた音が遅れて聞こえてくる感じ)のようなちょっと変なギターソロです(笑)でも妙に耳に残っております。そして西田佐知子の歌声・・・これは・・・また拙ブログでやります(笑)とにかく・・・いいっ!(笑)
camperさんもぜひ!
すみません・・・グリーンとちょっとずれました(笑)
「コーヒールンバ」のことですけど、何十年も前に西田佐知子が歌ったバージョンのことなんですよ。もともとこの曲は、たしかウーゴ・ブランコのインストがヒットして、それを西田佐知子がカバーして大ヒットしました。その西田佐知子バージョンにギターソロがちょっと入ってまして、これがグリーン・ライクというわけなんですよね。グリーン自身が「コーヒールンバ」をやってるわけじゃありません(もし、やってたら是非聴きたい!)。
機会があれば、西田佐知子の「コーヒールンバ」を聴いてみてください。妙に耳に付くギターソロが聴けますから。
それと、ちょっとこの場をお借りしまして
>bassclefさん
貴ブログでの西田佐知子の登場を期待しております(ホント)。
ではまた。
この盤、自分もなかなか出会えず結構入手に苦戦した一枚でもあります。結構見かけないですよね。グリーンの中では、うちの所有盤の中でも新しい方です。
Idle Momentはこれよりは絶対良いですから、こちらを優先するべきですね!
西田佐知子のコーヒールンバは聴いたことないですね。なかなかこれを聴くチャンスはないかなぁ・・・
ネットでみたら良いカバーですね。
この辺まで手を出し始めると、大事になりますので、やめときます。
それにしても、これしかもっていないなんて。グリーンの他のアルバムをお持ちでないのが却って驚きました。
機会があれば聴いてみたいですが、なかなかないでしょうね!
まあ、このあたりは、地獄の奥の細道ですから。
肝心のグラント・グリーン、私が最初に買ったアルバムが、これでした。
当時はハービー・ハンコックにシビレていましたですね。
西田佐知子フリークが多いですね。
ジャズ愛好者には多いのかも・・・
そう言う自分も好きですが。ちなみに自分のおやじも彼女の事、好きでしたね!
それにしても、これが初グリ-ンとか、これしか持ってないとか、さすがと言うか、皆様の見識の深さ、鋭さには頭が下がります。