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67camper's Blog

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ブラッディマリーのブルース

2010-03-04 07:02:50 | jazz & vocal
Juanita Hall-The Original Bloody Mary-Sings The Blues
(Counterpoint CPST-556)

 今日は久々にダウンホームなブルースアルバムを紹介しましょう。ミュージカルで有名な”南太平洋”のBloodty Mary役として知られるJuanita Hallのアルバムです。Bessie Smithの流れを汲むブルースシンガーとして彼女の名前を一躍有名にした一枚と言っても過言ではないでしょう。

 心臓の鼓動のようなビート感はブルース独特のものですが、これに乗ったJUANITAのボーカルは泥臭いブルースは敬遠しているようなジャズファンにも結構楽しめる内容であろうと思います。Juanitaのボーカルはアーシーになりすぎず、艶のある声でソウルフルに聞かせてくれます。サイドメンはClaude Hopkins Allstarsとクレジットされるセクステットで、Claude Hopkins(p, arr), Coleman Hawkins(ts), Buster Bailey(cl), Doc Cheatham(tp) Jimmy Crawford(ds), George Duvivier(b)と名手揃いです。ホーキンスのサックスは言うに及ばず、こういったブルースにいい味を加えているのがベイリーのクラリネットです。馴染みのないBluesナンバーが多い選曲ですが、良く知られたA-3"After You've Gone"や”Baby Won't You Please Come Home"のダウンホームな味わいは必ず楽しめるのではと思います。

 所有盤はCounter Pointのステレオ、オリジナル盤と思います。ジャズ批評の名著“女性シンガー第百科”にも記載された好盤ですね。


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