NIKKI/Nikki Price
(Epic LN24005)
(Epic LN24005)
11才からTVで活躍していたニキのデビューアルバムです。スムース、ウォームな唄いっぷりとメディアムバウンスな曲へのスウィンギーなノリが素晴らしく,随所に見せるファルセットがソフトでとげとげしくなく聴きやすいボーカルです。彼女はデトロイト出身で,Wayne State Universityを卒業後もナイトクラブで唄っていたようですが、彼女のピアニストであったJoe Sayeがauditionにつれて来てレコーディングとなったようです。このときに一曲だけ唄ったビリー・ホリデイの1933年のヒット"Would'ja For A Big Red Apple"がproducerのジョニー・ハモンドの心をとらえたようですね。
この"Would'ja For A Big Red Apple"をA面冒頭に配しており,ハモンドがいかに気に入ったかがわかります。A面では"If I Were A Bell", "Fools Rush In"も好トラックで特に後者は彼女のバラードのうまさを如実に捉えたトラックと言えますね。B面の"My Love Is Wanderer"や"You'd Be So Nice To Come Home To"でも彼女のソフトなボーカルが心地よいですね。
所有盤はepicのモノラル盤、demonstration copyです。モデルもやっていたというニキの笑顔を捉えたDon Hunsteinのカバーフォトも美しいですねぇ。
67camperさんの記事を拝見しながら, 久し振りにいま聴いています。
尖ったところがなくて柔らかく聴けますね。
と書いているとFOOL RUSH INが始まりました, 曲の抑揚のつけ方が彼女独特のものがありますね、あらためて感じたところです。
グッドシンガーですね。
↓のJUBILIEEのJPL1078はブルーにシルバーでした。
またカバーの美貌にも脱帽ですね。