
Blossom Time/Blossom Dearie
(Fontana MGF27562)
(Fontana MGF27562)
ジャズヴォーカル界のカマトトボイスと言えば,黒人では"CHI CHI"ことローズ・マーフィ,白人では本日アップのブロッサム・ダイアリーだと思います。2人ともピアノ弾き語りの名手としても知られていますよね。ブロッサムというのは本名というのも素晴らしい,生粋の芸人的名前ですよね。彼女のあのキュートなボイスもさることながら,ジャジーなフィーリングを愛するファンも多く,ヴァーブの諸作なども結構高値で取引されてますよね。元々は,バップスキャットもやっていてブルースターズでの活躍もそのジャジーなボーカルの基礎になっているものと思います。このコーラスグループでのバードランドの子守唄も良く知られた名唱ですよね。
本日のアップは彼女の66年,ロンドン”ロニースコット”での最初のライブ録音です。Jeff Clyne(b), Johnnie Butts(ds)を従えたトリオでブロッサムのピアノとボーカルが楽しめるアルバムです。自分でMCを交えながら,弾き語りならではの渋い選曲で歌詞までアレンジしてしまう(バックカバーには"WORD SURGEON"なんて記載されている)タレント爆発のライブです。サイドAでの冒頭の"On Broadway"から雰囲気満点,続く"When The World Was Young", ジョークを語った上で始まる"The Shadow Of Your Smile",B面の"Once Upon A Summertime", "Mad About the Boy"の弾き語りもいい出来ですね。
アルバムはフォンタナ盤ですがオリジかどうか不明です。名前通りの花びらをあしらったカバーが良いですね。フォンタナってヨーロッパのレーベルかな?米国ではマーキュリーから出ているんですかねぇ???良くわかりません。誰か詳しいところを教えて欲しいモノですね。
春色らしいカラーのブログになりましたね。
ブロッサム・ディアリーは大好きでありまして
20枚近くアルバムを持っております。
カマトトボイスというタイトルを拝見して、
あ、来たかな?と思ったらやはり正解でした(笑)
fontanaはたぶんヨーロッパだと思いますが、私も詳しいことは分かりません。ズートのクッキンとかドルフィのラストデイトとかいいものがありましたね!
ブロッサムで20枚とはスゴイですね。さすがボーカルファンですね。
自分はアップした物をいれて9枚でした。
一番多いのは多分,エラでしょうね。これなら20枚はあるかも知れません。
フォンタナなどヨーロッパ系はよくわかりませんね。
BLOSSOMは4~5枚くらい(いい加減!)あると思いますが一番好きなのは「SINGS ROOTIN’SONGS」です。これたしか当初はファン・クラブ向けかなにかのレコードでしたっけ?。近年になってDIWが再発してますけど。
ロニー・スコットのライブだからやっぱり英国か?
「SINGS ROOTIN’SONGS」はDIWの再発で所有しています。
これでも結構な値段がついてたような気がします。
”ヨーロッパのジャズ”は未開の地ですね!
VERVE国内盤が多数でていますので、結構入手はしやすいかと思います。fontanaももう一枚のロニー・スコットのライブが国内盤で出ていたような・・・(ちょっと記憶があやふやですが)
結構,人気の高いシンガーですよね。
こんなにコメントいただけるとは思っていませんでした。
何を隠そう、ブロッサム・ディアリー大好きなんです。
娘の名前は彼女からいただいたくらいです。
好きすぎて、どう表現したら良いのか分かりません。
それゆえ、ブログでも取り上げられません(笑)
恐らくこの盤は、英フォンタナがオリジナルでよいのではないでしょうか。
でも私はまだ未入手、ホシイ~!!
うわ~,ここにもブロッサムファンが・・・
あの声が人気の秘密ですかねぇ・・・
娘さんの名前までに影響を与えたシンガーとは特別な思い入れがありますね。
ぜひとも熱い思いをMONO monologueで取り上げて欲しい物です。
英国フォンタナでいいのですか?
自分のは見ても良くわかりません。
何時もブログを楽しんで読ませていただいています。特に所持していない、女性ボーカル盤は興味深々で読ませて頂いています。私のコレクションの中心が50~60年代の女性ボーカルなので、67camper様のご趣味がピタリと嵌っています。
私もBlossomのアルバムを"Blue Stars"の頃からの物を含め、国内盤、輸入盤で20数枚所有しています。
ご提示の物は、米国でFontanaレーベルを使用してマーキュリーが販売していた物です。彼女はVerveでの一連の吹込みの後(ご主人の死亡がきっかけらしいです)、英国に渡り、英Fontanaレーベルから4枚のアルバムを吹き込みました。ご提示の物はその最初となる物で、翌年にも同じ"Ronnie Scott"でのライブ・アルバムが同レーベルから出されています。
Fontanaレーベルは、ご指摘のようにオランダPhilipsの物を英国や海外で販売する為に出来たようですが、クレオ・レーンやジェーン・バーキンなど英仏のシンガーなどの独自盤もありますので、再発専門ではなく、自由な創作活動もやっていたようですね。
Fontana盤4枚全部オリジナルをそろえるのは、かなりお財布にこたえますね。"Rootin' Songs"を米国のオークションで手に入れれただけでも幸運と思っています。
Fontana盤4枚オリジナルカバーで見てみたい物です。
財布にこたえる物は敬遠です(笑い)。