After Dark/Marian McPartland
(Capitol T699)
(Capitol T699)
女流ピアニストと言うと、真っ先に秋吉敏子があがりますが、マリアン・マクパートランドやユタ・ヒップ、自分が贔屓のバーバラ・キャロルなんてのがよく知られたところだと思います。バーバラを除く3人が、日本、英国、ドイツとアメリカ人でないのも面白いですね。本日は、評論家としても有名でジャズ界では名士として知られるマリアンのユニークな一枚をアップします。
どこがユニークかって?そのフォーマットです。Marian McPartland(p), Bill Crow(b), Joe Morello(ds)のトリオはともかく、このトリオにストリングス風味を与えるLucien Schmit(cello)とジャケット写からもわかるようにBetty Glamann, Margarett Rossがハープで参加しています。55年、NYCでの録音です。A面の2曲目の大好きな"Chelsea's Bridge"にまず耳が行ってしまいますね。ピアニスティックなマリアンもいですが、グラマンのハープが効果的ですね。celloはジャズで見られるようなピチカートではなく弓弾き中心で柔かい独特の音場を作ってくれています。A-3の"I Could Write A Book"やA-4の"For All We Know", B面トップの"Easy Come, Easy Go", B-2"Falling In Love With Love", B-3の"If I Love Again", B-4の"Royal Garden Blues"等の選曲も渋いです。
そしてなんと言ってもこのカバーです。どこかで見たことがあるでしょう!??モノトーンでこの構図の美しさはBurt Goldblattです。GOOD COVERでしょ!これだけでライブラリにくわえたいと思う筈です。所有盤は昨日と同じ、Capitolのターコイスモノラルオリジナルです。3桁キャピトルもこういった良いカバーが目白押しですね。
いわゆる渋い一枚です。
こういうのはコレクターしてなかったら、多分出会うことがない一枚かもしれませんね。
ジャケもすばらしいし、マリアンのピアノも結構パウエルライクでスウィングしていますよ!
隠れた名品です。
I recently purchased this album to find that the record inside jacket was T-574. I now must find the record T-699. I love the harp with Marian's piano work.
Thank you for your comment.
I'm very happy to receive your comment on this article. There are 10 vinyls of Marian in my library. I think Capitol T-574 is her best. You can easily find T-699 in Eaby in he future. If I find it, I will inform you.
Thanks again.