67camper's Blog

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ハンクジョーンズ、SJ誌、リナホーン、時代の流れを感じます!

2010-05-19 06:46:41 | jazz & vocal
Lena In Hollywood/Lena Horne
(United Artists UAS6470)


 昨日、ジョーンズブラザースのメトロ盤をアップした所、相次いで訃報を知らせるコメントが届きました。ジャズファンを自認し乍ら全く知らなかった自分が少し恥ずかしくもありました。ご教示いただいた”サイケおやじさん”、”I Wishさん”本当にありがとうございます。訃報じゃないですが、SJ誌休刊にも驚きました。ボーカルではリナホーンの訃報、彼女もハンク同様に92才の大往生だったらしいですね。ハンク、リナと一時代を築いたジャイアンツの訃報は時代の流れを感じざるを得ませんね。本日は3つの中ではジャズファンからは一番縁遠いかもしれないリナホーンの訃報に哀悼の意を表明しリナのユナイテッドアーチスツ盤をアップいたします。

 リナと言うとシンガー、アクトレス、タレント等多彩なエンターテイナー的評価が一般的でしょう。シンガーとしてはRCAの諸作が有名なのは衆知の通りです。父親が白人、母親が黒人という生い立ちでハッとするようなジャジー表現がRCA盤でも聴かれる所が魅力でしょうね。本日アップの"Lena In Hollywood"は映画の主題曲ばかりを集めた内容で、お馴染みの曲で彼女の歌唱力を充分に堪能できる内容がファンには嬉しい一枚です。伴奏はRay Ellisのオケです。収録曲ではA-1の"Singing In The Rain", A-3の"Somewhere", A-4の"All The Way", B面ではB-2の“Moon River", B-3の“A Fine Romance", B-4の"I Love Paris"等のダイナミックなボーカルは一聴に値すると思います。

 所有盤はUnited Artistsのステレオオリジナル盤です。ジャズ批評77「女性シンガー大百科vol.1」にも取り上げられておりご存知の方が多いかも・・・。ジャズボーカルとしてはどうしても過小評価されがちですが、なかなかどうして本国での評価はあながち間違いではないと納得させられる一枚ですね。