67camper's Blog

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もう希少盤は捻出できません、初登場のOJCです!

2010-05-04 04:58:38 | jazz & vocal
Soprano Sax/Steve Lacy
(Prestige 7125 OJC-130)


 80年代後半だったと思いますがFantasy RecordsはOJC(original jazz classics)シリーズとしてプレステッジとリバーサイドの有名盤から希少盤まで大量に再発した事を記憶しています。当時、高知では通常のレコードショップのごく一部にしかおかれていないジャズレコードの中から選ぶしか選択肢がなかった管理人にとってはまさに驚愕的リリースであった事を思い出します。同僚の実家がレコードショップを経営していた事もあり国内入荷前にカタログで選んで一枚980円で新譜を手に入れたものです。その後、OJC盤はコンテンポラリーやファンタジーまで再発した事は皆さんご承知の通りです。今となっては軽視されがちなOJC盤ですが、もうこの辺りを繰り出さないとジャズブログとしての体を成さないと考えアップを決意しました。(なんだか大げさに書いてしまいました。大馬鹿ものです!爆)でもって、第一弾は、ソプラノサックスと題されたスティーブ・レイシーのワンホーンです。

 当時はソプラノサックスなんて、恐らくマイナーで、コルトレーンがマイフェイバリットシングズで使って市民権を得たんでしょうね、タイトルにそのまま楽器名なんてアルバムはあんまりお目にかかった事がないですよね。チャルメラ風のレイシーのソプラノはそれなりに良いですが、何と言ってもファンにとっては堪えられないのがケリーの参戦です。コロコロ転がる特異のフレーズはここでも健在、特にB-2の"Little Girl Your Daddy Is Calling You"でのソロは隠れた名演でしょうね。他の曲もストレイホーンの"Daydream"や得意のモンク曲の”Monk's Work", "Alone Together", "Rockin' In Rhythm", "Easy to Love"と名曲ばかり選曲というのもいいですよね。

 所有盤はOJC盤です。ジャケは貧相です。音はどうなんでしょう。これしか持ってないし・・・。皆さん、OJCの評価はどうですか???