分子栄養学講師の気ままなブログ

メンタルを変えるために奮闘!
栄養のこと、健康のこと、分子栄養学や日常やつぶやきなど
気ままに綴っています

鼻毛は切るな?口呼吸はするな?簡単!格安に口呼吸チェック

2019年08月20日 | 身体・健康

あなたは普段、どんな呼吸法で空気を取り込んでいますか??

 

口呼吸か?

鼻呼吸か?

 

って、

そんことをまじまじと考えたことがある人はそうはいないと思います

わたしは今までの人生で、自分の呼吸法について考えたことなんてなかったです

 

子どもを育てたことがある方は、お子さんの呼吸について指導が入ることがあるかもしれませんが、

自分の呼吸を指摘されることなんて、、まあまずないですよねぇ

 

Bスポット治療の記事でも書きましたが、

口呼吸は最悪です…

 

鼻から空気が入れば鼻毛が異物の侵入を防ぎ(鼻毛ってやつはお城の前のいばらの道の役目をしているわけだね🏰)

通過点である上咽頭が免疫機能を働かせ、鼻毛という難関を突破してしまった侵入者に対して素早く攻撃部隊を出動してくれます

こう考えると、鼻毛様々だね、、(笑)

鼻毛を切る奴と、鼻毛を邪険にする奴は、鼻毛で泣く(笑・笑)


さて、

鼻気ネタはここまでにして

泣くのは鼻毛よりも、腸と肝臓かもしれません

 

菌などの異物たちが侵入すると、それがそのまま腸に到達して腸を荒らし、

今度は腸肝循環によって異物は肝臓で解毒処理に回され、肝臓が大忙しになります

 

侵入者が増えることは、腸と肝臓にとってよろしくないということが分かります

異物の侵入を防ぐためにも鼻から呼吸することは大事

 

ちなみに、胃酸や胆汁がしっかり出ている人であれば、腸に行く前にある程度殺菌除菌してくれますが、

胃が弱い人はそれがままなりません

 

しかし、自分が鼻呼吸か?口呼吸か?よく分からない…

という方も多いかも?

 

これでもかっ?!っていうくらい泣いた後、両方の鼻が詰まって息が苦しい~なんて経験はありませんか?

あれはまさに口呼吸ですね…

 

普段鼻で呼吸しているつもりでも、

寝ている時に口呼吸になってしまっているパターンも案外多いかもしれません

 

自分で朝と晩、鼻うがいをするようになって気付いたのですが、

自分では自覚なしに、朝のわたしは鼻が片方詰まっていた

さらに、よく朝起きると喉が乾燥してちょっとヒリヒリする(ドライマウス)ことも多かったので、

夜中に口呼吸をしていることも恐らくあったのでしょう

 

鼻詰まりやドライマウス以外にも、

顎が二重顎にたるんでいて顎の筋肉がないような場合や

”いびき”や”無呼吸症候群”などがある場合も、口呼吸の可能性が

 

そこで簡単に口呼吸チェックをする方法

しかもめっちゃ安上がりで…

 

使うのは絆創膏

肌に優しいものを購入して、夜眠る前に口に貼って寝てみてください

 

一晩しっかり鼻で空気を吸い込んでいれば、

絆創膏は剥がれません

 

口呼吸を治す、いびき防止テープなどが市販でも売られていますが、

700~800円くらいして、いびきをかくわけじゃないしな~と、わざわざ1000円払って買って試すという人は少ないです

 

絆創膏であれば、取り敢えず100円ショップでも買えますので

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ビタミンBサプリと高たんぱくとメンタルトラブル

2019年08月19日 | 身体・健康

前回はCBS酵素変異がある人はビタミンBサプリメントにも注意が必要ということを書きました✍️

サラダバー症候群とビタミンサプリと高たんぱく食


硫黄不耐症と診断されている人であれば分かりやすいですが、、、


セリアック病やグルテン不耐性と同じで、

(セリアック病やグルテン不耐性ではないにも関わらず小麦を食べるのをやめると体調が良くなる人が意外と多いように)

硫黄不耐性と診断されているわけではないけれど、

硫黄を含む食品を食べた日の翌日に実は体調が悪くなっている人がいるかもしれません😢


硫黄を含む食べ物を食べるとなんだか体調が悪いだなんて、

そうとう自分の食べたものに注意を払っていない限り、

昨晩食べた<それ>のせいで体調が悪いだなんて思いもしないです😰


インディゴチルドレンが自分の食べた食事に敏感に反応し、様々なトラブルが生じてしまうのも、

(トラブルが生じていると気付いていない場合も多いでしょうが)

CBS酵素変異や硫黄不耐性だけに限りませんが、こういった代謝経路の不具合が往々にして起きていることがひとつ関係していると言えますね(解毒能力にもひとつ関係してきます


ただでさえこの経路が活性化していてアンモニアや硫酸塩などが過剰になりやすいCBS酵素に変異がある人が、

硫黄やアンモニアを多く含む食品を食べ、経路を活性化させるビタミンB6(B6はBコンプレックスサプリの中に含まれる)を摂ったら、、、

身体の中に大量の毒を発生させるようなもの


また、ブレインフォグのような身体症状にとどまらずに、

メンタルの不調も出てしまうのがやっかいです


高たんぱく食をはじめてはみたものの、、

なんかイライラが酷くなったとか、うつっぽいのが悪化したとかっていう人は

このCBS酵素変異やアンモニアの解毒が上手くいっていない可能性があるかもしれません


アンモニアや硫黄は過剰になれば身体にとって毒以外の何者でもありません😈👿

 

体内では代謝は歯車のように働いていて、身体に毒素があればそれを解毒するように働く仕組みのようです

人間の世界でも、あっちが忙しいとそちらにばかり人手を奪われ、ある個所が手薄になるというのはよくあることですが

それと同じです…

毒素処理が優先され、神経伝達物質を作る代謝経路は後回しになり、結果メンタルトラブルが生じてしまうようです

 

CBS酵素に変異がある人は、高たんぱく食、硫黄やアンモニアを多く含む食品、ビタミンB6(Bコンプレックスサプリ)には慎重に

自分の体調の変化によく注意をにはらいながら摂った方がよさそうです😵

 

とはいえ、糖質過剰に陥りやすい現代人

過剰な糖質を分解するためには多量のビタミンB群が必要となり、

糖代謝を正常にするために糖質制限と高たんぱく食は有効…

 

しかし、これらを踏まえると、おいそれと高たんぱくと糖質制限に突っ走るわけにもいかない

CBS酵素変異、サラダバー症候群の人のジレンマと言えるかもしれません

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サラダバー症候群とビタミンサプリと高たんぱく食

2019年08月17日 | 身体・健康

万能!ビタミンB群サプリメントの落とし穴

ってことで、まさかのビタミンBサプリの落とし穴について前回からの続きです

 

それもズバリ…

ビタミンBコンプレックスサプリメントが合わない人

それが、サラダバー症候群なのです

 

アメリカでは、サラダバーに行くと(サラダバーを食べると)具合が悪くなる人たちに”ちなんで”、そう呼ばれているとか?いないとか?

 

アメリカではサラダバー症候群と呼ばれるこちら……。。。

CBS酵素変異がある人たちや、硫黄を上手く代謝出来ない人たちのこと

何やら難しい

 

CBS酵素に変異があるかないかを調べるに有効なのはメチレーション検査

非常に高額な検査をせねばなりませんので

(日本で検査してくれる病院は数少なく、米に発送して行われる検査)

多くの人にとってあまり実用的ではないですが

(これから先の時代、メチレーション検査など、個人差に沿った医療が安価で当たり前に行われる日が早く来ることを期待するばかりです

 

ブレインフォグ、頭が霧がかったような症状や、頭痛がある人にとっては知っておいて損はないCBS酵素異常

このCBS酵素の代謝は、

硫黄転移経路とかって呼ばれていたりもするそうです

 

硫黄転移経路という字がからも分かるように、

硫黄代謝に関わる経路です

 

CBS酵素に不具合があると、この経路がなぜだか無駄に活性化しすぎて、、

体内で硫黄アンモニアなど、

過剰になると身体にとって毒でしかない物質が増えすぎてしまうそうなのです

 

CBS酵素に変異があっても増えますし、硫黄を多く含む食品を食べることでも当然増えてしまいます

そして、ビタミンB6はCBS酵素をさらに過剰にさせてしまうと言うのです

これがビタミンBコンプレックスサプリの落とし穴と言えるかもしれません

 

しかし、なぜサラダバー症候群と言うのか、、ピンとこないですよね(わたしだけ?

 

サラダバーには野菜を漂白するために、硫黄を含む亜硫酸塩(添加物)を多く使っています

(亜硫酸はワインやエビやタコ、ドライフルーツにもよく使われているのをよく見かけますね

 

他にも玉葱やブロッコリー、卵にも

食材そのものにも硫黄を含むものがあります

 

これってサラダバーで食べるものばかりなんですね

だからサラダバーを食べにいくと具合が悪くなる人たち=サラダバー症候群…

 

また、大豆にはアンモニアが多く含まれ、

高たんぱく食でよく食べるお肉は、含硫アミノ酸(硫黄を含むアミノ酸のこと)が多いです


つまり、高たんぱく食のお肉や大豆を食べることひとつとっても、

CBS酵素変異がある人、硫黄を上手く代謝出来ない人は、注意が必要なひとたちです

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万能!ビタミンB群サプリメントの落とし穴

2019年08月16日 | 身体・健康

前回はナイアシンサプリの多量摂取時する場合、

知っておきたいリコール問題(笑)についてまとめました

メチレーションで変わるナイアシンの効果の個人差

 

本日は、何かと最優先して手を出されがちなビタミンB群サプリメントについて

 

ビタミンB群は糖質や脂質などを分解するのに、なくてはならない栄養素

糖質過剰になりがちな現代人が特に欲している栄養素とも言えます

 

また、ビタミンB群は(とくにB6)神経伝達物質の代謝においてかなり重宝されている栄養素でもあるため、

B6不足があると神経伝達物質代謝にトラブルが生じやすくなってメンタル面で不調が出てしまいます

 

<こりゃあ摂らない手はないぜっ>

ってことで、誰もが飲み始めるサプリメントのひとつだと思います

しかし、飲んでおいて損はなさそうに見えるビタミンB群サプリメントにも実は落とし穴があるとかっ

 

ビタミンB群(Bコンプレックス)のサプリを飲んでかなり効果を感じる人がいる一方で、

ビタミンBサプリメントが合わない人がいる

 

それはサラダバー症候群…

なんじゃそれ?

って感じですが、アメリカでは結構よく知られているそうな

日本ではほとんどの人が初耳なはず

 

頭が常にぼーっとする、モヤ・霧がかかったような(ブレインフォグ)状態に悩まされている人は、

このサラダバー症候群に要注意です

次回はこのサラダバー症候群について

 

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メチレーションで変わるナイアシンの効果の個人差

2019年08月15日 | 身体・健康

ナイアシンサプリ効果と精神疾患と多量摂取

つづき

 

世で噂のナイアシン効果を期待してナイアシンサプリ飲み始めたものの…

ナイアシン多量摂取によって精神トラブルが改善させるどころか悪化するパターン


今日はその流れを嚙み砕いてまとめておきたいと思います


ナイアシンは、神経伝達物質代謝に関与するアセチル基を活性化する栄養素です

このアセチル基

聞き慣れませんが、タンパク合成に関わっています

 

このアセチル基がナイアシンによって活性化することで、

シナプスから放出された神経伝達物質を再吸収してしまうタンパク質が沢山作られるようになります


なんだか小難しくて、頭にちっとも入ってこないでしょう…

 難しくて全然頭に入らないので、お馬鹿のわたしにも覚えられるようにリコール問題で例えておきましょう

 

脳でせっせと作られ、やっとのことさで出荷された神経伝達物質くんたちが、

このタンパク質が多く作られることによって、リコールされ出荷工場に戻っていってしまうようなもんです

 

相次ぐリコールに、当然、神経伝達物質くんたちは市場から姿を消しますね

神経伝達物質くんたちを探し求める消費者は、なかなか神経伝達物質くんたちを見つけられるずに、常に入荷待ち状態

 

つまり、

ナイアシンサプリを多量に飲むことは、(この”再取り込み”タンパク質がどれくらい作られるか?)に関与しているといえます

 

この作用機序を逆手にとって、ドーパミンやセロトニンの脳内レベルが高い人(高すぎる人)にはナイアシンは効果的でしょう

市場で神経伝達物質くんたちが溢れすぎて暴走していますから、リコールでも促して減らした方が良い

 

一方で、

*セロトニン再取り込み阻害薬であるSSRIがよく効くタイプの人は、

脳内で神経伝達物質が不足しやすいタイプなので逆にナイアシンの多量摂取は慎重にならないとダメです

ナイアシン摂取によってアセチル基が活性化し、リコールを行うタンパク質が増えすぎてしまい、さらに神経伝達物質が減ってしまいます

*SSRIはこのタンパク質を働けなくするお薬です、この薬剤はリコールを命令する上司の口を封じて、リコールを食い止めるような役割をしているわけです

 

まとめると、

ナイアシンは神経伝達物質をリコールするか、しないか、を、決定するタンパク質合成に関わっています

このタンパク質の合成を減らす、働きを阻害することで、神経伝達物質の量を増やしたり、

逆にこのタンパク質の合成を増やすことで、神経伝達物質の量を減らすことが出来たりします

 

脳内で神経伝達物質が過剰になりすぎている人には効果があり、

(そんな人はリコールされた方が良い) ←高メチレーションタイプ

 

脳内でもともと神経伝達物質が不足しているタイプの人は、さらに神経伝達物質くんたちが減ってしまうので

(これ以上リコールされたら困る)

さらにメンタル状態が悪くなるのです ←低メチレーションタイプ

 

これが分かると、SSRIを処方されてもまったく効かずに、

むしろ悪化…、自殺願望などが生まれてきてしまうような体験をしたことがある人は

脳内で神経伝達物質が過剰になりやすい脳タイプかもしれません

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