ON  MY  WAY

60代になっても、迷えるキツネのような男が走ります。スポーツや草花や人の姿にいやされながら、生きている日々を綴ります。

「安心して感染したい」という漫画に共感

2020-08-21 22:13:00 | ひと
今朝のNHKニュース「おはよう日本」で、見附市役所のフェイスブックの漫画を取り上げていた。
大きな反響があったという。
可能な人は、ぜひ見附市役所のフェイスブックで、7月15日のものを探してほしい。
その漫画のタイトルは、「安心して感染したい」というものである。

マンガのセリフ等を列記してみよう。

「狭い町でうわさになるから、一人目の感染者にだけは絶対になりたくないわ~」とか
「感染したって分かったら、この町ん中ですぐに村八分にされんぞ~」とか
「感染なんかしたら『あの人!』って、後ろ指さされちゃう。もう町中どこでも」とか
「周りから陰口叩かれてこの町に住めなくなる」など。

だれもが感染する可能性がある中で、こんな声を聞くと、

噂するのも、村八分にするのも、後ろ指さすのも、陰口を叩くのもウイルスじゃない。
この「ひと」なんだよなあ。

と思う。見附人として互いを思い合う暖かい「ひと」でありたいと願う。

COVID-19 感染症にかかった人や、その家族を特定し、中傷したり嫌がらせをしたりすることが問題となっている。
こうしたことは、感染者やその家族にとって、人権問題だと言える。
好きで感染している人はいない。
中傷や嫌がらせをされた人のことを自分ごととして考えられないから起こる問題だ。
たしかにウイルスは、怖い。
でも、本当に怖いのは、感染者の詮索をしたり、非難中傷したりする人間がいることだ。
本当に怖いのは、ウイルスではなく、ひと。

このマンガを描いた村上さんは訴えている。
「正直、市内で感染者が出たら『誰なんだろう』『近所じゃないといいな』と思ってしまうと思います。でもそれを口にしたらいじめにつながってしまう。誰が感染しても誹謗中傷しないような空気になってほしいですね」
と。
この気持ちを、誰にでも、みんなにもってほしいなあと思う。

なお、「Yahoo!JAPAN」でも扱っている記事を見つけられた。

見附市役所のフェイスブックには、その後も、いくつか続編のような漫画の掲載がある。
根底にあるのは、「ひとを大事にしたい」という思いだ。
それに対しては、非常に大きな共感を覚える。
このパンデミックの中、みんなでいたわりあって、人に優しい社会でありたい。
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除草作業に復帰

2020-08-20 22:09:00 | 生き方
全国的に猛暑が続く。
当地も、連日30℃台の暑さとなっている。
ただ、全国に比べて、2,3日前は雨も短時間に集中的に降ったりしたので、猛暑ではあるが「異常なまでに暑い」というのとは違う。

わが家の敷地と隣り合う裏向かいの家との間には、幅が1mほどのかつての農道が残っている。
ちょうど境界のようになっていて、直接隣り合わなくてもすむから、よい土地だとは思う。
どちらの土地でもないから、大雪が降ると、わが家ではここを雪捨て場にしたりしている。
先日、車庫の浸水騒ぎがあった際には、家の前の道路だけでなく、この旧農道にもあふれそうに水が流れていた。

そういうスペースでも、陽射しと雨があれば、元気になるのは草である。
少しずつだんだん茂ってきた。
車庫を片付けた際にできた手や体の皮膚炎も、10日分毎日薬を飲み、塗り薬を塗布していたおかげで、ようやく治った。
だから、万全の態勢で、久々の除草作業へと繰り出した。

午前中の作業だったが、蚊が出るので、刺されるのがいやだから、頭と顔の周りをタオルで覆った。
顔や首のまわり、ズボンの脚やお尻付近にも虫よけスプレーを噴射した。
ついでに、蚊が出た際にシュッとするために、キンチョールまで持って行った。
草かぶれも怖いので、長袖はもちろん、袖の長い手袋をつけて肌が露出するところをなくした。

【before】

鎌を持って行き、作業開始。
最初は日陰があったのだが、次第にそれもなくなり、作業を急いだ。
蚊たちは、自分たちのねぐら(?)を脅かされるせいか、時々襲ってきた。
キンチョールを噴射しても、何度も出てきた。
敵ながら(?)あっぱれじゃ。

いつものことながら、雑草たちのたくましさについても、思う。
刈られても、根だけは残そうとする。
種を散らしたり飛ばしたりして、子孫を残そうとする。
そんな雑草たちに感心していた。
それでも、「刈ってしまって、ゴメンナサイ」と思いつつ、除草作業を続けた。

すべてのスペースに日が当たるようになった1時間後、作業終了。

【after】


お疲れさま、自分。


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「6ポイントマッチ」のはずがドローで、さらに厳しく ~ホーム京都戦~

2020-08-19 22:04:24 | アルビレックス新潟
サッカーJ2リーグ第13節、新潟はホームで京都戦。
「6ポイントマッチ」とはよく言ったもの。
順位が近い対戦相手だと、勝って勝ち点3をあげるのと負けてしまうのでは、相手と6点の差が生じる。
そんなことはいつもそうなのだが、互いにJ1昇格を目指す新潟・京都両チームにとって、今回の試合は、6ポイントマッチ。
8位の新潟と1ポイント差で6位の京都との対戦。
ホーム新潟が中3日、アウエー京都は中2日。
新潟としては、この1日分とホーム戦のアドバンテージを生かし、勝利したいところだ。

2時間前に発表される先発メンバーを見て驚いたのは、京都のメンバー。
攻撃では、得点源のピーターウタカをはじめ、ジュニーニョ、野田、守備ではヨルディバイス、庄司らが、いずれも控えに回っていたのだ。
疲れも考え、前半は主力を休ませ、後半勝負に出るという作戦が見えた。

対する新潟は、体調不良から前節途中で交代退場した舞行龍が先発。
攻撃の布陣は、前々節警告退場となった本間至恩が、先発から出場。
2トップもシルビーニョと渡邉新太と、慣れた顔ぶれ。
前半に得点を重ねないと、暑い日の試合は後半に苦しくなる。
まして、後半勝負の作戦の京都が相手だから…。

試合が始まると、たしかにボール保持率は新潟の方が高いのだが、主力ではない選手が多く出場している京都の方が、攻守のメリハリの利いた戦いをしていた。
感じるのは、選手の連動である。
どういうサッカーをするのかをよく理解し、個々の選手がよく動いている、というイメージだった。
それに比べて、新潟の選手たちは、パスのためにパスを回しているという感じ。
動き出す選手が少なく、パスに怖さがない。
このままだとズルズルいくな…。
前半、0-0のまま試合が進んだ。

案の定、不安が的中する。
41分、守りから攻撃に転じた京都のシュート。
GK小島がはじいたが、そのボールを蹴り込まれ、先制を許してしまった。

後半、相手が疲れたのか、監督の檄が効いたのか、新潟がほとんど一方的にボールを支配した。
後半6分、本間至恩からの浮き球のパスを受けた渡邉新太が、同点ゴールを決めた。
さあ、これから逆転だ、と期待した。

しかし、チャンスはそれなりに多く作ったが、とにかくフィニッシュが決まらない。
体力を消耗しながら、時間がどんどん過ぎて行ってしまった。
京都の主力選手の投入が遅かったせいもあってか、勝ち越されることもなく、そのまま試合終了。
「6ポイントゲーム」は、1-1の引き分けに終わった。
主力の負担をかなり減らして起用した京都に勝てず、その差は変わらないうえ、他チームがどんどん上がっていく。

新潟がもたもたしている間に、北九州が今日も大宮を下して、7連勝で2位。
長崎も、きちんと勝って、首位をキープ。
2チームとの勝ち点差は、首位と10、2位と9も開いてしまった。
ここに追いつくのは容易ではなくなってしまった。
42試合中まだ13試合しか終わっていないとはいえ、中位の成績では苦しい。
勝ちを拾って連勝していかないと、厳しいなあ…。

次も中3日というすぐの試合。
日曜日にホームで琉球戦。
ひとふんばりしてもらいたいところだ。

VAMOS NIIGATA !
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2020年甲子園高校野球交流試合無事終了、あっぱれ!

2020-08-18 21:59:32 | スポーツ
昨日、「2020年甲子園高校野球交流試合」が幕を閉じた。
出場したのは、本来は3月の春の選抜で試合ができるはずだったチーム。
昨年の秋に地方大会を勝ち抜いたり、その戦いぶりが評価されたりした高校だった。
その評価がなされたのは、1月末。
交流試合が実施されたのは、8月。
その間に、感染拡大から、夏の甲子園大会も中止になってしまった。
夏こそは実力で、と甲子園をねらっていた球児にとってはつらいことだった。
まあ、これは野球だけでなく、すべての競技で全国大会がなくなってしまったのだから、野球だけが特別視できるものではなかった。

そんななかで、いくらか感染拡大がおさまってきた頃、「甲子園高校野球交流試合」の実施を決めたのは、日本高校野球連盟の英断だった。
特にそう思ったのは、出場できるのは春の選抜で選ばれていた高校だったことがある。
彼らは、自分たちの力で出場できる権利を獲得したのだった。
そして、高野連は、選抜大会に出場する学校を発表したということは、球児たちにに甲子園で野球ができる権利と約束を与えていたのだと言える。
高野連は、1試合限りとはいえ甲子園で試合ができるように、交流試合の大会を開き、その約束を、きちんと果たした。
そんなふうに思えた。

そのために、大観衆はおろか、自校を大声で応援する生徒たちもいなかったし、試合後に相手チームと握手もできなかったし、様々な制約があった。
しかし、第2波と呼べる感染流行拡大のなかで、出場した32校から感染者の報告は出なかった。
様々な感染防止策が功を奏したと言える。

そして、何よりも高校生たちの熱い試合を見ることができた。
投げ、打ち、走り、守り…そういう姿だけでなく、仲間へ懸命の声援を送る姿、ともに喜びともに悲しむ姿に、60を過ぎたオッサンの目頭は何度もアツくなった。
今しかない若さをぶつけ合う姿を、今見ることができた。
先日は、磐城高校のことについて感動したことをここに書いたが、帯広農が健大高崎を倒すような、番狂わせの試合も見ることができた。
できた試合も各校1試合だけだった。
でも、どのチームの選手も、試合ができたことを心から喜んでいた。

地方大会では、優勝したのに甲子園で試合ができないというかわいそうな学校も多くあった。
それどころか、途中で打ち切られた地方大会もあったし、感染した生徒等がいたために出場辞退となった学校もあった。
こういう状況下で、感染を広めることなく大会を無事終えたことに、日本高野連、出場した各校選手やスタッフ、大会関係者たちに、「あっぱれ!」をあげたい。
そういうと、偉そうかな?
でも、みんなしっかりがんばったからこそできた大会だった。
やっぱり、「あっぱれ!」

皆さん、お疲れさまでした!
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久々、夏の花見RUN

2020-08-17 21:06:48 | RUN
走るコースは、いくつか考えてある。
5km、10km、15kmと。
でも、ただ走るだけでは面白くないから、季節折々の野草を見ることも楽しみの一つだ。
走りながら、時々野草の花写真を撮影して楽しんでいる。
特に、10kmコースでは、森林公園の体をなしているところが、楽しい。
ほんの数週間行かないと、季節は同じでも違う野草の花が咲いているからだ。

最近は、しばらく行っていなかったので、ちょっと期待しながら走って行ってみた。

写真はボケているけれど、もう秋の象徴、ハギの花は満開のものがあった。


最も数が多く、よく咲いていたのは、ホツツジ。
白い花が、すっくと立っていくつも咲いていた。


水が流れるところには、オカトラノオに似ているが、ヌマトラノオらしき花が、立って咲いていた。


そこから遠くないところに、ギボウシの花が。


夏は、花が少ないとはいうが、それでもこんなふうに見ることができた。
やはり2週間に1回くらいは、花見RUNを楽しみに行きたいコースだ。
最近は、1か月半くらいご無沙汰していたからなあ。

走って止まって、急いで撮ったから、ボケた写真ばかりなのは、ゴメンナサイですな。

ただし、気持ちよく走っての帰路、8kmあたりから急に体が動かなくなった。
走り終わった後、汗が出続けて止まらなかった。
楽にゆっくりめにジョギングをしているつもりだったが…。

そうか、やっぱり30℃の環境下では、運動はよくないか。
その点は、気をつけないといけないな…。
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負けたとはいえ、“Play Hard”で最高の試合 磐城高校、ありがとう!

2020-08-16 20:46:37 | スポーツ
磐城高校の野球というと、私が中学3年生当時の夏の甲子園大会で準優勝したときの活躍が印象に残る。
「小さな大投手、田村」が、3試合連続完封で決勝に進み、相手の桐蔭学園戦で7回に初めての失点を許し、結局最少失点の1点が取れずに0-1で敗れたのであった。
ただ、あの当時常磐炭鉱の閉山などで意気消沈していた地元の人々を大いに勇気づけた準優勝だった。

それを含め、7回の夏の出場、そして今回が3回目の春の出場となるはずの甲子園だった。
近年、聖光学院の壁が高く、甲子園出場は、平成7年の夏の大会以来だった。
ところが、それを決めた春の選抜大会が感染症拡大のために中止となって、選手たちも周囲の人たちも、福島県民も、どれだけ残念に思っていたことか。

その残念さを際立たせたのは、指導者の木村監督の他校への人事異動だった。
21世紀枠で久々の甲子園出場が決定しあれほど喜んだのに、一転、大会中止となり、監督までいなくなってしまう。
最後の監督のノックは、監督にとっても選手たち一人一人にとっても、特別なものだった。部外者の我々にも、涙なしには見られないシーンだった。

夏こそ…の願いもむなしく夏の大会も中止となってしまった。
この10日に放映されたNHKの、磐城高校を追いかけた特別な番組「“Play Hard”でいこう 福島・磐城 球児たちの誓い」を見て、進学校でもある部員たちの様々な葛藤を知ることもできた。

様々な経験を乗り越え、選抜大会出場を決めたチームによる「交流大会」が、行われることになった。
各チーム1試合しかできないが、場所は間違いなく、球児たちの憧れ、甲子園。
この英断は、とてもよいことだと思った。

昨日行われた磐城高校の対戦相手は、東京・国士舘高校。
昨秋東京大会で優勝した、間違いなく強豪校だ。
スイングのスピードは速いし、打球の速さも違う。
しかし、まったく臆せずに磐城高校の選手たちは戦っていた。
のびのびプレーする選手たち。
体を壊したこともあり、本調子でないというエースは、緩急の差をつけて打者を打ち取っていった。
それを支える内野手も外野手も、好プレーの連続だった。
合言葉である“Play Hard”を実践している姿をたくさん見ることができた。
素早く取り素早く投げるから、間一髪のアウトが取れる。
打った後も、ベースランニングも全力で走るから、間一髪でセーフになる。
彼らの“Play Hard”を存分に見せてもらった。

試合は、先制する―逆転される―同点に追いつく―勝ち越される…という手に汗握る好試合であった。
結局、磐城は国士舘に1点及ばず敗れてはしまったが、最後まで楽しそうに、そして全力を尽くす選手たちの姿はとてもすばらしく、感動的ですらあった。

試合前練習では、特例として、木村前監督からシートノックを受けるというシーンもあった。
選手たちは、「あのノックで緊張がほぐれた」と語っていた。
木村前監督も、「特別な、濃密な7分間を過ごした」と語っていた。

「夏こそ、甲子園に連れていきます」という約束が、別な形とはいえ実ったことも、また目頭を熱くさせた。

負けたとはいえ、最高の試合だった。
よいものを見せてもらった。
磐城高校、ありがとう!
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中2日同士のキツイ一戦、勝利の女神はホームの岡山に微笑んだ

2020-08-15 21:43:35 | アルビレックス新潟
サッカーJ2リーグ第12節、岡山ー新潟。
水曜日に試合をしているのに、新潟は、中2日で岡山まで出かけて行ってのアウエー戦。
これは、キツイ。
とはいっても、岡山も中2日。
同じ条件だ。
でも、新潟は前節の試合で後半のほとんどを警告退場で1人少ない戦いを強いられた。
これは、キツイ。
ところが、岡山も、前節のアウエー栃木戦で前半から1人退場となり、同様に1人少ない戦いをしていた。
おまけに、終了間際にゴールを決められて、敗戦の憂き目にあっている。
こっちの方が、キツイ。

さて、そのキツイ状況で、さらに気温は30℃、湿度も高い中での一戦。
試合では、両チーム足をつる選手が多くいた。
新潟の攻撃のロメロフランクは前半のうちから、守備の要DF舞行龍は後半途中で、いずれもけがをしてしまい、途中交代となってしまった。

今日の試合は、過酷な状況下であっても、両チームともによく選手が激しく闘っていた。
どちらに勝利が転がり込むか、と見ていたら、86分、中央からミドルシュートを放った岡山の選手のゴールが決まってしまった。
新潟も、その後必死の攻めを見せたが、決定機で決めきれず、0-1の敗戦。
ホームで負けられない、勝つんだ、という執念を見せた岡山に勝利の女神は微笑んだ。

いい試合だった。
勝った岡山におめでとうを言いたい、というような試合だった。

だけど、新潟は、今季2敗目。
まだ連勝がない。
J2リーグのほとんどのチームが、明日の試合となる。
明日は、他チームとの勝ち点差が、上とは開き、下には詰められることになってしまう。
でも、またすぐ水曜日には試合がある。
ホーム新潟での試合だから、早く帰って疲れを取り、中2日での試合となる京都に対して有利さをもって試合をしたいものだ。
中2日や中3日での試合も、来週のホームでの2試合でひと息つける。

まだまだシーズンは4分の1しか終わっていない。
これから、これから。
がんばろう、アルビレックス新潟!
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いつもと違うさびしい盆

2020-08-14 22:16:32 | 生き方


盆となったが、感染症COVID-19の流行で、非常にひっそりとした感じの盆を迎えている。

まだ感染者も出ていないし、墓場は片田舎にあるので、感染症の流行と言っても、まったく関係ないようなものではあるのだが…。

それでも、それぞれの家に水あげに行くことも、なかなかはばかられるような雰囲気である。

こんなご時世だから、と2件の親類が、申し訳ないがこの盆での訪問を辞退したい、という申し出があった。
ただし、墓参りはいつも通りに行うから、ということだった。



昔は、盆と正月だけは別物という存在感があった。
一族郎党が集まる、と言っては大げさかもしれないが、よほどのことがない限り、遠くにいても必ず顔は出す、ということが暗黙のルールだったように思う。
兄弟関係やその家族まで引き連れての里帰りだったから、部屋数や寝具類の数はそれに応じた分だけ準備する必要があった。
準備する食事の量も相当なものだった。
いろいろとわずらわしさもあったが、久々に顔を合わせ絆を確かめ合うことは、とても有意義だった。
そんなことを経験して育ち、知っているだけに、この現状はさびしい気がする。

それどころか、「頼むから、来ないでくれ」とまで言われるようになるなんて、人と人のつながりがますます薄くなってしまうように思えてしまう。

かく言う自分も、数年前まで、亡くなった高校時代の同級生の家を訪ねていたものだが、今年はごく一部しか足を運ばなくなってしまった。
感染症の拡大の影響で、「新しい生活」を進めていくと、こうして人と人のつながりが一段と弱くなっていくのかもしれないな…と、少し切なくなった私である。
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懐かしき唐松岳

2020-08-13 21:41:40 | 生き方
山の日が制定されてから5年くらいになるのだろうか。
以前は7、8月に祝祭日がなかったが、7月に海の日、8月に山の日ができて休みが増えよかったなあと思ったりもする。
さて、その山の日だが、今年は、COVID-19 感染症拡大を予防するために、山小屋の3密を避けるために謹んでほしいと言われた時があった。
その後、再開されたが、様々な感染予防対策に取り組みながら進めることが求められている。

NHKの番組に「グレートトラバース3」というのがある。
アドベンチャーレーサーの田中陽希氏が、三百名山自力踏破を目指して奮闘する様子を描いた番組である。
先週と今週は、朝7:45~8:00の時間帯に、NHKBSPで、ミニ版の15分番組を放送している。
今週の火曜日には、私にとって懐かしい名前の山へのアタックが放送された。
その名は、「唐松岳」。
後立山連峰の一座である。
唐松岳そのものは、そんなに難しい山ではない。
なぜかというと、山登り初心者というか、私が初めて一泊で山登りしたときの山が唐松岳だったからだ。

18年前、当時の職場の上司が山登り好きだったので、8月下旬に唐松岳登山の有志を募ったときがあった。
希望した有志には、初心者や家族連れの小学校低学年までいた。
それなら一度は本格的な(?)山登りを経験してみたいものだと、参加した。
メンバーの構成上、ゆっくり行けて安全第一に歩を進め、唐松岳山頂まで登ったのであった。

田中陽季さんの「グレートトラバース3」では、唐松岳を登頂するために、白馬岳からのルートとして不帰ノ嶮(かえらずのけん)という難所をクリアするための奮闘を描いていた。
上級者でも厳しい不帰ノ嶮なんて、そんな唐松岳のそばにあったのかな、記憶にないなと思いながら、当時の記録を開いてみた。
すると、記憶にないのも当然で、登った日は上の方へ行くと雲が出ていて、唐松岳山頂からは雲しか見えなかったのであった。

だから、不帰ノ嶮をみた記憶はなかったというわけだ。

(山頂も真っ白な雲の中)

残念ながら、不帰ノ嶮は見えなくても、翌朝は楽しい経験をさせてもらった。
五龍岳に続く岩場を少し「散歩」した際に、「ブロッケン現象」に出会ったのだ。

ブロッケン現象とは、太陽などの光が背後から差し込んで、自分の影の周りに色のついた光の輪が現れる不思議な現象のこと。
下方の谷の方に、光の輪の中に自分の影だけが見えるのが不思議で楽しくてしようがなかった。
初めての登山でこんな現象に会えるなんて、本当に楽しかったのだ。


この後、下山する前に集合写真を撮るころには、唐松岳山頂をちゃんと見ることもできた。


楽しかったのは、ブロッケン現象だけではなかった。
今まで直接見たことのない、美しいたくさんの高山植物との出会い。

チングルマ


トウヤクリンドウ


コマクサ
その他いろいろ…。
山には、こんなに可憐で可愛く、きれいな花がたくさんあるのかと、とりこになった。

山の楽しさを知ったのは、この唐松岳登山があったからである。
その後、一緒に行くことで、山の花見の楽しさを妻にも知ってもらうことができ、ロープウエーやゴンドラ、リフトなどに乗って、山の花見を楽しむようになった。
ここ数年は家庭事情で、ほとんどできなくなってしまっている。
そして、新たにこのCOVID-19 感染症の流行のせいで、県外に行くことができなくなってしまっている。
それが、実に残念ではある。

山の日。
そして翌日の「グレートトラバース3」の放送。
唐松岳の初登山を懐かしく思い出していた私であった。
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一人少なくなっても、勝ち点3を死守!~ホーム山口戦~

2020-08-12 22:47:54 | アルビレックス新潟
1点差を死守!
新潟は、後半の多くの時間を警告退場で1人少ない戦いをしいられながら、なんとか逃げ切って、山口に勝った。
2-1。
久々の勝ち点3獲得である。
しかし、その道のりは遠かった。

サッカーJ2リーグ第11節。
土曜日に引き分け試合をして、中3日での試合。
この後、中2日で、アウエー岡山戦が予定されている。
厳しい試合日程だ。

そんな状況下にあっても、新潟の選手たちはよく走る。
積極的に山口の選手たちにプレスをかけ、ボールを奪う。
セカンドボールを奪うのは、ほとんど新潟。

前半17分、攻勢が実を結ぶ。
CKからのチャンスに、本間至恩がゴール前にラストパス。
CKだったから残っていたDFマウロが、中央から走って蹴り込んで先制ゴール。

ここのところ先制されて追いつく試合が多かったから、先に点を取ったのはうれしい。
この勢い、ボール保持率の高さなら、追加点が入るのも時間の問題だろう。
入らなければ、後半苦戦するだろうと思っていたら、29分、追加点ゲット!
シルビーニョのシュートが、GKに防がれゴール前に転がっているところを、スライディングしてGKより早くさわり、ゴール!
2-0。
今日は、楽勝かな、とまで思った。

しかし、気のゆるみが心配だな、と思っていたら、36分、奪取されたボールをつながれ、最後は見事なシュートを食らってしまい、1点差になってしまった。

不安な気のゆるみは、ハーフタイムで払拭されたかと思ったが、後半開始5分ほどで、若い本間至恩が、この日2つ目のイエローカードをもらってしまった。
残り時間を一人少なく戦い、相手の得点を阻止しなければならない。
暑さの中で、連戦の中で、選手たちには過酷だった。

後半は、ずっと攻められっぱなし。
前半の新潟のボール保有率が62%だったのに、試合が終わったら48%にまで落ちていたなんて、守り一辺倒だった証拠。
しかしながら、選手交代やポジションチェンジなどで、なんとか逃げ切った。
この日、試合に復帰したGK小島を中心によく守り切った。
ベテラン田中達也も最後には今季初出場し、相手ボールを懸命に追いかけていた。
そうやって、逃げ切っての勝利。
全員での勝利だ。

勝ち点3は、大きい。
苦しんだだけに、大きい。
こんなにハードな日程の中で勝ち切ったのは、大きい。
土曜日には、中2日で岡山まで行ってのアウエー戦。
負けや引き分けなら、体も心も疲れたままでの移動・試合となるところだった。
アルベルト監督は、「力のある選手が同じポジションに2人いるから、大丈夫」と、いつも言っている。
選手の移籍情報もまた新たに入ってきた。
そういうところでの戦力増強も進めながら、連戦をしのごうとしている。
監督や選手だけでなく、チームとして、クラブとして、皆がんばっているのだなあと思う。
スタジアムにもアウエー試合にも行けない今だけれど、勝ち点3を連続して積み上げていってほしい。

VAMOS NIIGATA !!
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