ON  MY  WAY

60代になっても、迷えるキツネのような男が走ります。スポーツや草花や人の姿にいやされながら、生きている日々を綴ります。

0-0だったが、守護神藤田大活躍!~栃木戦~

2020-08-02 22:04:30 | アルビレックス新潟
サッカーJ2リーグ第9節。
新潟は、アウエー栃木SC戦。

スターティングメンバーを見て、驚いた。
日頃ボランチとして起用されることの多いメンバーが、なんと4人も顔を並べている。
MF 16 ゴンサロ ゴンザレス
MF 20 島田 譲
MF 13 中島 元彦
MF 6 秋山 裕紀

そして、前節でけがをしたFWファビオはもちろん、攻撃的なMFの高木やロメロフランクが、ベンチメンバーからも外れている。
なんだか、守りに力を入れ、攻撃力が一段下がったような印象を受けた。

それでも、もともと攻撃的なプレースタイルを志向している今季の新潟のボール支配率は60%以上を占める。
ただし、決定的なチャンスはつかめない。
栃木は、堅守速攻のチーム。
今季新潟から移籍した、FW矢野貴章をはじめ、皆よく走る。
ボールに対するボディーチェックも厳しく、新潟の選手たちはよく倒されていた。
そして、ボールを奪うと、速攻で決定的なチャンスをつかむ。
まるで、数年前の新潟のようなプレーだ。
何度となく栃木の急襲にピンチに陥った。

そのピンチを防ぎ切ったのが、最後の砦、GK藤田。
「若き守護神」とはよく言われる言葉だが、それに恥じないすばらしいプレーを連発した。
○前半30分、のシュートを右手1本で外へはじき出した。
○前半38分、相手選手2人にDFのミスでボールを奪われ、1対1からシュートされたが、左手1本でそのシュートを防いだ。(シュートを打ったのは、矢野。新潟時代を思い出す、「オメ、キメレ貴章!」…今日は決めなくてよかったけど…。)
○後半31分、一気に何人かで攻撃してきた最後に、エリア内で1対1から強いシュートを受けたが、両手で前に強くはじいて防いだ。
○後半38分、ペナルティエリアに侵入してきた選手のトラップに体から飛び込み、ボールを確保した。
○後半47分、DFを抜いてドリブルしてきた選手と1対1となり、誰が見ても「やられた!」という場面で、相手のシュートを左手で強く防ぎ、ハンドを誘発し守り切った。
…ざっと考えても5つも決定的なシュートを防いだ場面があった。

これで勝っていれば、間違いなくMVPは藤田になったはずだ。
でも、今日は勝てなかった。
0-0。
9試合目にして初めて、新潟は無得点に終わった。
だが、誰が何と言おうと、今日はMIPとして、藤田がイチ押し。
甲府戦で3失点、金沢戦で5失点とデビューは散々だったが、藤田は、今や新潟の絶対の「守護神」となった。
この短期間での成長がうれしい。
そして、頼もしい。

ここのところ、守備はそれなりに守れるようになったが、あとは攻撃の爆発を待つことにしよう。
次節は、ホームで、2位の大宮戦。
これから1週間あるから、よい準備をして勝つのみだ。


コメント
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