ON  MY  WAY

60代になっても、迷えるキツネのような男が走ります。スポーツや草花や人の姿にいやされながら、生きている日々を綴ります。

2020年甲子園高校野球交流試合無事終了、あっぱれ!

2020-08-18 21:59:32 | スポーツ
昨日、「2020年甲子園高校野球交流試合」が幕を閉じた。
出場したのは、本来は3月の春の選抜で試合ができるはずだったチーム。
昨年の秋に地方大会を勝ち抜いたり、その戦いぶりが評価されたりした高校だった。
その評価がなされたのは、1月末。
交流試合が実施されたのは、8月。
その間に、感染拡大から、夏の甲子園大会も中止になってしまった。
夏こそは実力で、と甲子園をねらっていた球児にとってはつらいことだった。
まあ、これは野球だけでなく、すべての競技で全国大会がなくなってしまったのだから、野球だけが特別視できるものではなかった。

そんななかで、いくらか感染拡大がおさまってきた頃、「甲子園高校野球交流試合」の実施を決めたのは、日本高校野球連盟の英断だった。
特にそう思ったのは、出場できるのは春の選抜で選ばれていた高校だったことがある。
彼らは、自分たちの力で出場できる権利を獲得したのだった。
そして、高野連は、選抜大会に出場する学校を発表したということは、球児たちにに甲子園で野球ができる権利と約束を与えていたのだと言える。
高野連は、1試合限りとはいえ甲子園で試合ができるように、交流試合の大会を開き、その約束を、きちんと果たした。
そんなふうに思えた。

そのために、大観衆はおろか、自校を大声で応援する生徒たちもいなかったし、試合後に相手チームと握手もできなかったし、様々な制約があった。
しかし、第2波と呼べる感染流行拡大のなかで、出場した32校から感染者の報告は出なかった。
様々な感染防止策が功を奏したと言える。

そして、何よりも高校生たちの熱い試合を見ることができた。
投げ、打ち、走り、守り…そういう姿だけでなく、仲間へ懸命の声援を送る姿、ともに喜びともに悲しむ姿に、60を過ぎたオッサンの目頭は何度もアツくなった。
今しかない若さをぶつけ合う姿を、今見ることができた。
先日は、磐城高校のことについて感動したことをここに書いたが、帯広農が健大高崎を倒すような、番狂わせの試合も見ることができた。
できた試合も各校1試合だけだった。
でも、どのチームの選手も、試合ができたことを心から喜んでいた。

地方大会では、優勝したのに甲子園で試合ができないというかわいそうな学校も多くあった。
それどころか、途中で打ち切られた地方大会もあったし、感染した生徒等がいたために出場辞退となった学校もあった。
こういう状況下で、感染を広めることなく大会を無事終えたことに、日本高野連、出場した各校選手やスタッフ、大会関係者たちに、「あっぱれ!」をあげたい。
そういうと、偉そうかな?
でも、みんなしっかりがんばったからこそできた大会だった。
やっぱり、「あっぱれ!」

皆さん、お疲れさまでした!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする