ON  MY  WAY

60代になっても、迷えるキツネのような男が走ります。スポーツや草花や人の姿にいやされながら、生きている日々を綴ります。

「安心して感染したい」という漫画に共感

2020-08-21 22:13:00 | ひと
今朝のNHKニュース「おはよう日本」で、見附市役所のフェイスブックの漫画を取り上げていた。
大きな反響があったという。
可能な人は、ぜひ見附市役所のフェイスブックで、7月15日のものを探してほしい。
その漫画のタイトルは、「安心して感染したい」というものである。

マンガのセリフ等を列記してみよう。

「狭い町でうわさになるから、一人目の感染者にだけは絶対になりたくないわ~」とか
「感染したって分かったら、この町ん中ですぐに村八分にされんぞ~」とか
「感染なんかしたら『あの人!』って、後ろ指さされちゃう。もう町中どこでも」とか
「周りから陰口叩かれてこの町に住めなくなる」など。

だれもが感染する可能性がある中で、こんな声を聞くと、

噂するのも、村八分にするのも、後ろ指さすのも、陰口を叩くのもウイルスじゃない。
この「ひと」なんだよなあ。

と思う。見附人として互いを思い合う暖かい「ひと」でありたいと願う。

COVID-19 感染症にかかった人や、その家族を特定し、中傷したり嫌がらせをしたりすることが問題となっている。
こうしたことは、感染者やその家族にとって、人権問題だと言える。
好きで感染している人はいない。
中傷や嫌がらせをされた人のことを自分ごととして考えられないから起こる問題だ。
たしかにウイルスは、怖い。
でも、本当に怖いのは、感染者の詮索をしたり、非難中傷したりする人間がいることだ。
本当に怖いのは、ウイルスではなく、ひと。

このマンガを描いた村上さんは訴えている。
「正直、市内で感染者が出たら『誰なんだろう』『近所じゃないといいな』と思ってしまうと思います。でもそれを口にしたらいじめにつながってしまう。誰が感染しても誹謗中傷しないような空気になってほしいですね」
と。
この気持ちを、誰にでも、みんなにもってほしいなあと思う。

なお、「Yahoo!JAPAN」でも扱っている記事を見つけられた。

見附市役所のフェイスブックには、その後も、いくつか続編のような漫画の掲載がある。
根底にあるのは、「ひとを大事にしたい」という思いだ。
それに対しては、非常に大きな共感を覚える。
このパンデミックの中、みんなでいたわりあって、人に優しい社会でありたい。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする