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ON  MY  WAY

60代を迷えるキツネのような男が走ります。スポーツや草花や人の姿にいやされ生きる日々を綴ります(コメント表示承認制です)

月遅れの七夕の夜と父の思い出

2025-08-07 22:09:42 | 自然・季節

線状降水帯の発生の恐れにおののきながら(?)の一夜が、無事に明けた。

ほっとしたが、昨年9月同様に石川県に線状降水帯というニュースを聞いて、「線状降水帯、そちらに行くなよ」と切ない気持ちになった。

被害の少ないことを祈っている。

 

さて、今日は、8月7日。

仙台の七夕まつりの中心の日だ。

月遅れの七夕。

 

かつては、こちらの地方でも、8月7日に七夕まつりの行事をやっていたのだったなあ、と思う。

私が生まれ育った海辺の集落でも、私がこどものころは行われていた。

それが、やらなくなって数年たった年、地域の七夕まつりを復活させようという声が上がった。

うちの父は、それを実現させる運動で、中心的な存在の一人として働いた。

それが実って、久々復活の七夕まつりが行われたのは、父が亡くなる3年ほど前のことだった。

七夕まつりの行列の先頭に立って、こどもたちや地域の人たちをリードし、張り切る父の姿。

「七夕様。また来年ござれや。オッ、オッ、オーッ。」

と叫んで、周囲の子どもたちや住民の人たちにも声を出すよう、あおっていた。

今にして思えば頼もしいが、「恥ずかしげもなく…」と、まだ若かった息子の私には恥ずかしいばかりであった。

 

でも、今になって思う。

自分の生まれたふるさとを愛する父が、そこにいた。

と。

 

地域に活気を与えたい。

昔ながらの地域の行事を途絶えさせたくない。

自分から盛り上げていきたい。

 

そんな父の熱意は、その年ばかりでなく翌年も地域の七夕まつりの開催につながったように思っている。

だけど、父の亡くなった年はどうだったか、覚えていない。

その後、地域の七夕まつりは、やはり消滅していったことだけはたしかなのだが…。

・・・40年以上昔の話である…。

 

わが家の気まぐれで、今日は、ミニ七夕飾りで楽しんだ。

笹の代わりに、竹に似た形のミョウガに、糊付きの付箋を短冊にして、貼り付けた。

わが家で最も多かった願いごとは、「アルビJ1残留」だったのは、言うまでもない。

 

七夕の夜としては星を見たいのだが、今夜、空は、またダークグレーの雲に覆われていた。

ザンネン。

 

 

なお、当ブログ「ON MY WAY」は、次のところに引っ越し作業を終えました。

https://s50foxonmyway.hatenablog.com/

当分の間、ここと同じ記事を載せていますが、今後そちらの方を見ていただければと思います。

 

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