知る喜びと、撮る喜びのつぶやき通信  (読める限り読み文章にする。 歩ける限り撮り続ける『花鳥風月から犬猫太陽』まで)

興味のあることは、何でも調べて文章にする。   写真は「光と影」と言われるが、この理解には、まだまだ、ほど遠い.

『ミミズク と フクロウ 2(シロフクロウの不思議)』―フクロウ類の中では例外的に日中活動、北極圏の夏は夜がない白夜のためー

2020-07-12 18:04:14 | 野鳥

『ミミズク フクロウ 2(シロフクロウの不思議)』 

―フクロウ類の中では例外的に日中活動、北極圏のがない白夜のためー

 

 野鳥は被写体として大好きです。写真を撮り始めたころは夕日を背景にしたシルエットの写真や、捕食中(と言っても魚が獲物の時)を狙いました。ある時、所属していた写真同好会の先輩の一言『俺、留まっている野鳥は撮らない』と、それ以来『野鳥の飛び立ち・飛翔中・着水・着地等』を随分狙いましたが、未だに上手く行きません。

  そんな中で比較的、留まっていても絵になるのは『ミミズクとフクロウ』でしたが、これはシャッターチャンス、TPOが簡単には訪れません。撮ることは、ほぼギブアップして、シロフクロウを少し調べてみました。キッカケはこんなキャッチフレーズ『イタリアの夜のハンター・フクロウと、昼のハンター・ハヤブサ・チョウゲンボウが激突、耳がレーダー、目は不要』でした。

  イタリア名産のチーズ「パルミジャーノ・レッジャーノ」。その産地は、知られざるヨーロッパ屈指の鳥の王国でもある。中世から続く美しい農村地帯で、鳥たちは人の営みをうまく利用して暮らしているのだ。特にワシやタカの仲間が多く、猛きん類だけでも19種類。そのため夜のハンター・フクロウと昼のハンター・チョウゲンボウの珍しい空中対決が見られると。

 

 昼も夜も、ハンティングができるシロフクロウが、北極圏にもいます。この昼にハンティングするフクロウもいることに興味を覚えました。

 

フクロウが昼もハンティングができるのは;ウエブ情報にです。

 

 フクロウのなかまは、熱帯地方から北極まで、約150種が知られています。ハトより小さい種類もあれば、翼をひろげると150センチ以上にもなる大型種まで、大きさもさまざまです。日本産フクロウは10種類。種としてのフクロウは中型で、カラスくらいの大きさです。日本中の平地から山林、森などでくらしています。

 

フクロウの目・視覚

フクロウは遠目が利くが、逆に数十センチ以内の近い範囲ははっきりと見ることができない。瞳孔が大きく、弱いに敏感な桿体細胞網膜に多いため、夜目がきく(ただしその代償として昼間は眩しすぎるため、目を細めていることが多い)。フクロウの目の感度は人間100倍。他の多くの鳥類と異なり、両目が正面にあるため立体視が可能で、静止していても対象までの正確な距離を把握できる。「トリ目」ということばのせいで、鳥は一般に夜目がきかないように思われますが、カモなど渡り鳥の多くは、夜間に飛行しています。

 

 フクロウは270度も首が回るといわれますが、なぜそんなに首が回るようになっているのでしょうか。じつは、眼球の動きと視野が関係しているのです。一般に、鳥類は眼球をあまり動かすことができません。とくにフクロウのなかまは眼球が固定されています。さらに、ヒトの視野が170度あるのに対し、フクロウの視野は110度ぐらいしかないため、首を回してものを見るのです。

 

耳がレーダー、目は不要という衝撃的情報もありますが;ウエブ情報です。

フクロウの耳・聴覚

  • フクロウは左右で耳の高さが非対称。音の位置を正確に把握する
  • 耳の上下関係は種類により異なる
  • 耳の高さが左右対称のフクロウもいる
  • パラボラアンテナのような顔盤で音を集めている
  • 羽角は耳ではないが、愛称で耳と呼ばれることもある

 

ここでもう一度再確認です。一般的には羽角(または耳羽)という頭に耳のような羽がある種を「ミミズク」とすることが多いです。 しかし、羽角があるのに「フクロウ」に種別されているシマフクロウ(下の写真)や、

ウキぺデイアより引用

  羽角がないのに「ミミズク」に分別されるコミミズク(下の写真)の例もあるため、実際には明確な違いはありません。

ウキぺデイアより引用

さて日本語でだけで、呼び方が分けられる『ミミズクとフクロウ』ですが、定義どおりではありません。 耳が付いていても『・・・フクロウ』、耳が付いていなくても『ミミズク』が実在します。日本語の難しさと、日本語の情緒豊かさと、日本語の優しさを感じます。諸外国では『フクロウ­Owl』、『ミミズク=Owl』と同じです。

  最後にやっと表題『シロフクロウの不思議』に入れます。先ずはウエブ情報です。

ウキぺデイアより引用(シロフクロウのつがい、左がメスで右がオス)

  シロフクロウは、フクロウ目フクロウ科に分類される鳥類。名のとおり白色の羽毛に覆われた大型のフクロウで、北極圏のツンドラ地帯に分布する。 ワシミミズク属に分類されるが、シロフクロウ属という独立した属で扱うこともあり、この場合の学名は Nyctea scandiacus となる。

 

ツンドラ草原湿地、岩場などの開けた場所に生息する。本種はフクロウ類の中では例外的に日中でも活動する特徴がある。これは、北極圏のがない白夜のためである。

 めったに木にとまることはなく、単独で平原の氷塊や岩、切り株などの見通しの効く高い場所に止まって獲物を探す。ペット用に繁殖された個体も同様で、床の上で過ごす時間が長い。歩行速度はフクロウとしては速いが、鍵爪であるためにスマートな移動は出来ない。狩りはに多く行われるが、日中でも活発に活動する。主な獲物はレミングヤチネズミなど小型ネズミ類で、稀にカモ類などを捕食することもある。レミングを捕える時は他のフクロウのように直接飛びかからず、レミングの掘ったトンネルの上でピョンピョンと跳びまわり、驚いてトンネルから飛び出したレミングを襲う。

  真っ白い体をしている、とても綺麗なフクロウで、フクロウの中でも特に綺麗でかっこいいので、飼ってみたい人も多いと思います。シロフクロウはフクロウの中でも気性が荒いようです。成体になっていると人に懐くのは難しいので、シロフクロウを飼育したい方は幼体から飼育するのが良いそうです。

                     20200712纏め #193)

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