知る喜びと、撮る喜びのつぶやき通信  (読める限り読み文章にする。 歩ける限り撮り続ける『花鳥風月から犬猫太陽』まで)

興味のあることは、何でも調べて文章にする。   写真は「光と影」と言われるが、この理解には、まだまだ、ほど遠い.

『没後90年記念、岸田劉生展を見て(満州で病気にならなかったら)』―「岸田劉生イコール麗子像」と、ところが、すべての面で、幅も奥もー 

2019-10-12 23:22:43 | 絵画

『没後90年記念、岸田劉生展を見て(満州で病気にならなかったら)』

―「岸田劉生イコール麗子像」と、ところが、すべての面で、幅も奥もー                   

昔、茨城県利根町に住んでいた頃、焼き物(陶磁器)好きの家内に引かれて、笠間に行くとき、岸田劉生の作品の中で、約70点になる『麗子像・麗子肖像』の作品が展示されていたら、必ず立ち寄ったのが『笠間日動美術館』でした。 

 

当時は、どの『麗子像』見ても、『岸田劉生イコール麗子像すべて』と思っていました。 フランス中心にひろまった、ポスト印象派の影響を受けた、ありのままの姿を描く『写実的』な、娘の麗子をモデルとした代表作品『麗子像』。 ところが、すべての面で、幅も奥も広かったです。

 

今回の作品展は、総数150点は、巡回展であり、一同には揃いませんが、第一章から第六章に、38歳で夭逝した天才画家の生涯をまとめた、作品展に感激しました。 印象強かった作品は下記です。

 

第一章『第二に誕生』まで:19071913ゴッホ、ゴーギャンの影響

 ・自画像

 ・銀座数寄屋橋畔

 

第二章『近代的傾向・・・離れ』から『クラシックの感化まで』19131915

    『劉生の首狩り』と言われるほど周りの人の肖像画を

 ・自画像 

 ・自画像(椿君に贈る自画像)

 ・画家の妻

 

第三章『実在の神秘』を超えて:191519181916年には肺結核になり、室内で生物を描く

 ・道路と土手と塀(切通之写生)重要文化財

  

ウエブ情報から引用

  

 ・代々木付近(代々木付近の赤土風景)

 ・麗子肖像(麗子五歳之像)

 

ウエブ情報から引用

 

 ・川端正光氏之像

 

第四章『東洋の美』への目覚め:19191921水彩画による東洋の美を

 ・麗子座像

 ・麗子像 重要文化財

 

第五章『卑近美』と『写実の欠除』を巡って:19221926西洋の美術に対す   

    る東洋の美術の優位性を探求

 ・麗子像

 ・冬瓜葡萄図

 ・童子煎茶

 

第六章『新しい余の道』へ:19261929肺結核で夭折しなければと、残念!

 ・田村直臣七十歳記念の像

 ・冬瓜葡萄図

 ・路傍秋晴(大連風景)

                   (20191013纏め #122)

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