斎藤秀俊の眼

科学技術分野と水難救助、あるいは社会全般に関する様々な事象を一個人の眼で吟味していきます。

溺れたら手を上げてはいけません

2011年08月02日 17時15分01秒 | 水難・ういてまて
足のつかない水に転落して、片手でも、両手でも、水面から挙げて手を振ったらどうなると思いますか?

★答えは、沈みます。

ある団体はこういっています。
「「助けてサイン」とは片手を大きく横に振る動作で、救助を求める際の世界共通の合図だ。」
こういうことを確認・検証もせずに世界共通にされては、たまったものではありません。

水難学会では、安定して浮いていること自体が「救助を求める」という意思表示だと、ごく普通に市民に伝えています。

何度も自分たちで実験・検証して、基礎的な物理で説明できる、正しいことを伝えるのが学術団体の使命です。

この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 長岡まつり民謡流しは楽しい! | トップ | 長岡大花火 »
最新の画像もっと見る

水難・ういてまて」カテゴリの最新記事