斎藤秀俊の眼

科学技術分野と水難救助、あるいは社会全般に関する様々な事象を一個人の眼で吟味していきます。

たたら取り出し

2010年09月19日 17時36分57秒 | 長岡技術科学大学の広報
燃え盛る釜を崩しながら、鉄を取り出しました。釜は縦横1mくらい、高さ1.5mくらいのレンガ造りです。レンガをひとつずつ崩しながら行くと、真っ赤に燃えた炭と粘土が見えてきます。釜の底のほうが高温部になっているということで、そこまで崩していきました。そうしましたら、鉄の塊にめぐり合うことができました。砂鉄の塊ではありません。砂鉄は酸化物で、それを還元して鉄になるのです。そう、化学変化をもたらさなければならないのです。一日中、朝早くから竃つくりを行ってくれたたたらクラブの皆さん、南口先生、ありがとうございました。
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