斎藤秀俊の眼

科学技術分野と水難救助、あるいは社会全般に関する様々な事象を一個人の眼で吟味していきます。

6月1日ヨット帰港時のヒヤリハット

2019年06月02日 17時43分32秒 | 斎藤秀俊の着眼
今日のヒヤリハットはブログにきちんとつけておきます。
重大インシデントにつながるところでした。

マリーナ沖から帰港するときには岬館がいい目印になるので、岬館を目指して帰港します。
そして、マリーナに入港する1カイリ手前付近で、マリーナに針路をとります。
下の図でいうと、Bコースをたどります。


ただ、1日は針路上にマリオカートみたいなゴムボート集団がいて、5艇ほど航路上に陣取っていたので、それを避けるためにギリギリまで岬館を目指しました。
つまりAコースをとったわけです。
番神に近いところから海岸線に沿ってマリーナ入港を目指していましたが、マリオカートのうちの1艇が急に動き出して、本船の前を右から左に斜めに横切り始めました。
横切り方が微妙で、本船と速力を同じにとって、マリーナに入港するコースをとるのかと思っていたら、ゆっくりと斜め横切りコースを取り始めました。
確かに優先権はマリオカートにあるので、本船は速力を落としながらマリーナに向けて直進していました。
要するにマリオカートに気を取られていたということです。

下図のAコースをとっていたのですが、マリオカートが左に寄ったところで、本船見張り役のクルーが「前方、岩礁あり」と声を出しました。我に返り前方を見ると、確かに波に消え隠れしている岩礁がありました。
下図の四角く囲った部分です。余裕をもって針路を右にとって回避行動をとったため、特に問題はありませんでしたが、クルーが注意喚起をしなかったら、もしかしたら座礁していたかもしれません。ブリッジマネージメントが奏功しました。


本来のBコースを取っていれば特に問題ないのですが、Aコースは極めて危険なので、今後絶対にとらないようにします。

ということで、
① Bコース、すなわちマリーナ1カイリ沖でマリーナを目指して針路をとる
② 航路上に妨害船(あえてこう呼びます。ルールを守れ!)がいる場合には、Cコースをとる
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