斎藤秀俊の眼

科学技術分野と水難救助、あるいは社会全般に関する様々な事象を一個人の眼で吟味していきます。

テレビで、重要なことを十分吟味せずに解説している人をみると、大丈夫かなあ、と心配になります。

2012年06月15日 21時20分17秒 | 水難・ういてまて
水のシーズンが近づくと、毎年テレビで、重要なことを十分吟味せずに解説する人が出現します。
テレビに出るあなた、あなたの一言で、人が生還するし、死ぬし、吟味せずに発言する恐ろしさをもっと真剣に考えてほしい。

ある救助組織の方がテレビで、自分の力で泳いで戻れとの趣旨の発言をしました。自分の力で戻れるなら、これまで死ぬ人はいないし、そもそも救助組織はいりません。その救助組織に税金を投入する必要はないと断言します。

テレビで「沖から戻って来い」と言うだけなら、ボランティアでも言えます。要救助者を無事救助につなぐため、要救助者の役割と救助者の役割をしっかり認識し、救命の連鎖として救助計画を立てられる組織がプロフェッショナルであり、そこに税金が投入されるべきです。ちがいますか?
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