斎藤秀俊の眼

科学技術分野と水難救助、あるいは社会全般に関する様々な事象を一個人の眼で吟味していきます。

電子材料と物性

2012年09月25日 01時27分29秒 | 講義記録
昨日24日(月)午前中に行った学部3年生の電子材料と物性では絶縁体から紐解いて誘電体の話をしました。分極の機構と電束密度の計算方法を教えました。ある平面の電荷量はC/m2で示されることをしっかり頭に叩き込んでください。

学生時代から思っていたけれど、「電束密度」ってわかりづらい表現です。いいたい意味はもちろんわかるけれども、原子から紐解く材料物性の立場で考えるなら、ダイレクトに「電荷密度」にすればいいのにと思います。

最後に強誘電体の結晶構造で何がおこっているのか、その説明図をおぼえるように指示を出しました。この図の説明は、来週の講義で行います。

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