斎藤秀俊の眼

科学技術分野と水難救助、あるいは社会全般に関する様々な事象を一個人の眼で吟味していきます。

赤十字水上安全法講習会1日目

2014年05月10日 20時33分18秒 | 長岡技術科学大学の広報
本学で5月10日から4日間、水上安全法講習会が始まりました。
今年も水泳部にたくさんの部員が入ったというのですが、なぜか新入部員の参加がなく、これって???です。
プール監視を水泳部にお願いできなくなる日も近づいているか、と思うと今後のプールの存続も含めて心配になります。
部員がたくさん入ったというだけでは、ダメです。

それでも志ある水泳部の部員(大学院生)と一般の方の出席を得て1日目が始まりました。
今日は9時半から3時半までは基礎講習。AEDの使用を含めて一次救命処置について講習を行いました。
講義の様子です。


胸骨圧迫の実技の様子です。
 

このあと、AEDの練習と検定を行いました。

引き続き、プールにうつり、1時間半ほど実技講習を行いました。
まずは軽くアップして500 m泳検定と20 m潜水の検定を行いました。泳力は十分でした。


泳ぎの基本ということで、入水方法、伏し浮き、背浮き、立ち方などの確認を行いました。皆さん当たり前のようにやってきたのですが、改めて理論とともに勉強すると、「なるほど」と明確になっていきます。


逆あおりの練習です。逆あおりは、溺者を水面で搬送する方法で、浮いて救助を待つ人を岸まで移動させるときに使う泳法です。まず、ここで競泳で鍛えた人たちの息が悶え始めます。
足の練習。今まで動かしたことのない動きを強要します。
  

引き続き、腕の動きを組み合わせます。まだ溺者を運んでいないから移動できますが、これから溺者を運ぶとはじめは溺者とともに水没します。競泳で鍛えた人たちでもそうなります。


溺者搬送は明日のお楽しみにして、最後に立泳ぎです。搬送する前に水面の溺者を確保したり、水中から引き上げるのにこの泳ぎができなければ自分も溺れます。
通常は巻き足という種類の立泳ぎで浮きます。検定は5分で、最終日にチェックします。

最後の30秒は万歳します。でも、まだ肘から上が上がってないですよ。これでは失格。肘も水面上に出しましょう。


これだけのことができても自分の身をまだ守れないし、素手で人を救助するなどまだまだです。
明日は2日目、もっともきつい日です。 
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