斎藤秀俊の眼

科学技術分野と水難救助、あるいは社会全般に関する様々な事象を一個人の眼で吟味していきます。

水上安全法講習会2日目

2011年05月22日 22時04分30秒 | 水難・ういてまて

今日も救助員養成講習会で指導にあたっていました。
そういえば、全国各地の高専の水泳部の連中が本学に集まってきていると感じているのは私だけでしょうか?きょう出席の23名の学生のうち、12名が本学の水泳部ですが、いろいろな高専の水着を着ていました。しかもかなり速い。長岡高専水泳部も立派についてこれてきています。

救助訓練、入水


さて、今日のメニュー。
今日は新聞の取材がはいったので、午後の実技の時間を少し着衣泳の時間にしました。でも救助員養成なので、一方を救助役、もういっぽうを要救助役として、着衣状態で訓練しました。要救助役はいつもの命を守る着衣泳ですが、救助役は泳ぐ着衣泳でした。素手の救助は最後の手段ですが、着衣状態での素手の救助は、最後の最後の手段です。よほど訓練されていて、しかもわが子が目の前で沈み始めたようなかなり特殊なときにしか使いません。今日の受講者は強力な泳力の持ち主ばかりなので、特におしえました。







その後は離脱の練習と


キャリー(運搬)の練習でした。結構きついはずだけれども、5時におわったころには、まだ余裕の笑顔が。。。5分立ち泳ぎ、最後の30秒は万歳コースでも、大丈夫。まだまだきつくてもよさそうだ。来週は、プログラムを変更しよう。

順下で入水


アプローチ


防御の姿勢から溺者確保


キャリー