斎藤秀俊の眼

科学技術分野と水難救助、あるいは社会全般に関する様々な事象を一個人の眼で吟味していきます。

きちんと教えなければならない

2010年11月04日 20時20分38秒 | 赤十字
昨日、ある支部でおこなわれていた赤十字の講習会で、指導員がテキストの内容の一部を否定したそうです。指導員にも考えがあるので、テキストの内容の一部を否定したくなる気持ちはよくわかります。しかしながら、赤十字の指導員はテキストの内容をそのように教えることが役目であって、だから赤十字指導員なのです。

もし赤十字の教えていることが不十分と考えるなら、その考えが生きるように工夫をしなければなりません。そして、その工夫は場合によっては赤十字とは異なる団体で教えて、そして結果的に赤十字のテキストの内容が正しく通用するように努力しなければなりません。それが赤十字指導員のとるべき道です。

すみません。赤十字関係者にしかわからない、内輪ねたでした。

今日の学内

2010年11月04日 20時07分20秒 | 長岡技術科学大学の広報
今日は、一日よい天気でした。紅葉がきれいだったので、事務棟の3階から撮影した写真を添付します。写真の右の旗は、中国の国旗です。今日は上海交通大学からお客さんがきていました。

夕方には、私の研究室で博士を取得して、企業で活躍している方が訪問してくれました。この不況下でも、人員を絞ったことで会社の業務は忙しく、その中で彼の持ち味である、粘り強さ、不屈の精神でがんばっているようです。私の研究室出身のホープです。たいへん頼もしい顔つきになっていました。

これからの第2次産業、日本人とともに技術は世界に拡散していくでしょう。円高とは、まさにそういうことです。アメリカは金融で稼いでいるので、お札をたくさん刷って、それを動かすことで利潤をとりもどそうとしています。ドル札を刷るからドルの価値が下がります。日本には技術があります。お金に換えられる技術です。だから、円高にしてその技術が世界に拡散し、世界に仕事を回してほしいと世界中がおもっているわけです。技術が世界に拡散するなら、日本人エンジニアが拡散していく技術を世界の果てできちんとマネージメントしなければなりません。

という話を彼としました。世界には、ビジネスチャンスがいっぱいあります。