コロンビアでは反政府勢力(コロンビア革命軍FARC)が、コカインの売買と誘拐を資金源にしているのは、世界中の知るところです。今までに誘拐された人が5000人とも4000人とも言われています。2002年には当時大統領候補であったイングリッド・ベタンクール女史が副大統領候補と共に誘拐され、この7月2日、約6年半の捕虜生活の後、開放されました。CNNでは、彼女の誘拐から大統領選挙、そして開放までをドキュメンタリー放送しています。誘拐の数が減ってきているとは言え決して安心できる治安ではないと思います。フランス国籍も持っていることから、フランス、スイス、アメリカそしてコロンビアを入れた多国籍の作戦が展開されたのです。解放後のスイスからの情報では約21億円の身代金が支払われたとの情報が流れていますが、事の真相は定かではありません。この国では犬も誘拐されて身代金要求があるというのですから、うっかり犬も放し飼いできません。
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