今、出発の刻(たびだちのとき)

車中泊によるきままな旅
<名所旧跡を訪ねる>

高松塚古墳・鬼の雪隠・猿石・酒船石(奈良県高市郡明日香村)

2020年11月25日 | 名所・旧跡
訪問日 令和2年9月23日

特別史跡 高松塚古墳
学生時代に極彩色の壁画が発見されたことを鮮明に覚えている
世紀の発見と報道されていたため、いつか見てみたいと思っていた



46歳の頃だと思うが三重県に出張になり、空いた時間を利用して訪れたのが最初だ



飛鳥駅に着いたのが閉館30分前
ミッション・イン・ポッシブルのトムクルーズのように走り高松塚古墳を目指した



15分前に現在の壁画館に到着、石棺の中の「女子群像」を見た時には心底感動した(本物と思っていた)
数分後、何か変だと思い係の人に尋ねると古墳は外にあると教えてくれた



こんもりと盛り上がった所が古墳で、その時はブルーシートで全体が覆われていた
その後は退職した年に訪れ、今回が3回目になる



今は遊歩道もでき、近くから見ることができるようになった



この場に立つと、初めて訪れた時のことを思い出す



ここも最初は無料だった記憶がある



有料施設としては展示物が少なすぎる感は否めないし、撮影禁止も理解できない




鬼の雪隠
国営飛鳥歴史公園館で展示物を見た後に休憩、外に出ると「鬼の雪隠」の案内があった
「石舞台古墳」に感動したことがあるので行ってみようと思った



普段歩くという習慣がないので、少しの距離でも随分歩いた気がする



言い伝えによると、風の森と呼ばれるこの地方に鬼が棲んでおり、通行人を騙してとらえ食べたと云われている
「俎」で調理し、「雪隠」で用を足したという



昔は穴を掘り、その両脇に板を置き便所として使っていたことを思い出した



近くに「鬼の俎」があるようだが、行って見たいという気持ちがなくなった



周辺の田園風景



駐車場に戻る途中「猿石」の案内があった
地元の人に尋ねるとすぐ近くにあるという

吉備姫王の墓(猿石)
地元の人の話によると「吉備姫王(きびひめのみこと)の墓」の近くにあると
周辺を探しても見つけることができない
諦めて「吉備姫王の墓」でも見るかと案内板を読むと、そこに答えがあった



案内板は墓の裏側にある。横道を通って歩いて行く



桜井皇子(欽明天皇の皇子)の王女
茅渟王の妃となり、宝皇女(皇極天皇・斉明天皇)・軽王(孝徳天皇)を儲けた



墓域内に猿石があるというので探す



すぐに猿石が見つかった
こんな所に捕らえられていた(笑)



柵の隙間からレンズを突っ込み撮る



調べてみると、猿ではなく渡来人を象った人面石像であるといわれている(右側2体)



確かに人間にも見える(左側2体)










欽明天皇陵
吉備姫王の墓の向かいに29代天皇となる「欽明天皇陵」がある



百済の聖明王から仏像、仏典を献じられ、信ずべきか否かを群臣にたずね
蘇我氏(受け入れ)と物部氏(反対)と対立(古代の宗教戦争)した時代の天皇である










史跡 酒船石(さかふねいし)






江戸時代から多くの仮説が唱えられている
酒を造る設備、薬などを造るための設備、庭園の施設とも諸説あるが定かではない






撮影 令和2年9月23日

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