今、出発の刻(たびだちのとき)

車中泊によるきままな旅
<名所旧跡を訪ねる>

番所鼻自然公園・たまて箱温泉(鹿児島県)

2023年08月24日 | 名所・旧跡
訪問日 令和5年5月27日

番所鼻自然公園(鹿児島県南九州市頴娃町別府5202)
開聞岳の絶景を見ることができる観光スポットの一つに「番所鼻(ばんどころばな)自然公園」がある
番所鼻自然公園は、薩摩藩の番所があったことから名づけられた
走っていた道路から比較的近い場所にあることから立ち寄ることにした



海の池(ドラゴンホール)
番所鼻自然公園には火山活動と海の浸食によって岩礁がぐるりと円を描いている
海の池(ドラゴンホール)があり,竜宮城の入口だったという言い伝えもある
干潮時には池の周りを一周できる



幸せの鐘「吉鐘」
願い事に合わせて鳴らす回数がある
1回:幸運,2回:健康,3回:夫婦円満と縁結び,4回:子宝,5回:安産



遊歩道を歩く



南国の花?



花には興味はないのだが不思議と旅先では見入ってしまう



開聞岳は標高が924mで日本百名山の一つ
整った山頂となだらかな稜線が美しく「薩摩富士」とも呼ばれている



伊能忠敬・絶景の碑
日本地図作成のために立ち寄った伊能忠敬が「天下の絶景なり」と賞賛した
伊能忠敬が、測量の道に進むのは49歳のこと
日本全国を歩いて測量して回り、「大日本沿海輿地全図」を完成させた






目の前の「海の池」を歩こうと思ったが、潮風と塩水がカメラに悪いので止めた(理由付け)



特攻隊が見た「最後の本土」開聞岳
開聞岳の存在に興味を持ったのは「知覧特攻平和会館」を訪れてからだ
昭和20年(1945年)初頭には、最前線の沖縄はもちろん日本本土も連合軍から空襲を受けるようになった
日本政府は沖縄を本土の最前線と考えていたので、沖縄を守るために採られたのが、特攻作戦だった



特攻機の多くは、知覧(鹿児島県南九州市)や海軍鹿屋基地(鹿児島県鹿屋市)など九州南部の基地から飛び立った
遺書を残し、別れの杯を交わして知覧基地を飛び立った特攻隊員は2時間半かけて、一路沖縄に向かった
知覧基地を飛び立ち、開聞岳を見ながら海岸線を越えると「もう戻れない、行くしかない」と、何度も何度も振り返りながら覚悟を決めたという



出撃までの数日間を過ごす三角兵舎や基地周辺で、身の回りの手伝いをしたのが知覧高等女学校3年生の「なでしこ隊」だ
出撃の知らせがあると指揮所や滑走路の周りに並び見送った
敬礼して飛び立った飛行機が開聞岳に向かい、翼を3回振って、さようならの合図をしたという



ヘルシーランド露天風呂「たまて箱温泉」(鹿児島県指宿市山川福元3292)
旅の途中、本州の道の駅で声を掛けられた男性(温泉好きの宮司)に鹿児島に行くなら是非「たまて箱温泉」にと勧められた
入浴施設を探していた時にその事を思い出し調べてみた
「行ってよかった日帰り温泉&スパ」部門で4年連続1位に輝いた絶景露天風呂のようだ



竹山(別名:スヌーピー山)
垂直に突き出した岩肌が特徴的な「竹山」は古来から修験道の修行の場であったという



この山の麓に「たまて箱温泉」がある
小屋のような建物が入口(料金所510円)でそこから30m程歩く
2つの露天風呂は男女日替わりで、どちらも雄大で美しい大自然のパノラマを楽しめる
晴れた日には遠く屋久島や、竹島、硫黄島も見える



風呂に入って感動することなどないが、浴槽に浸かると目の前にある海と一体化した感覚になる
これを考えた人は凄いと思った
紹介してくれた宮司にお礼を言わなければならないと思い、帰りに管理している姫路市にある神社に立ち寄った



撮影 令和5年5月27日
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