今、出発の刻(たびだちのとき)

車中泊によるきままな旅
<名所旧跡を訪ねる>

御嶽山 清水寺<播州清水寺>(兵庫県加東市平木1194)

2024年08月14日 | 神社・仏閣
訪問日 令和6年5月26日

御嶽山 清水寺<別称:播州清水寺>
天台宗の寺院
京都市の音羽山清水寺と区別するため「播州清水寺」と呼ばれる
寺伝によると、天竺(古代インド)僧の「法道仙人」が創建したとされる

仁王門
この楼門は旧参道の頂上にあったが、昭和40年(1965年)の台風で全壊
昭和55年 (1980年)に場所をかえてこの地に再建した



金剛力士像
金剛力士像は、大正10年(1921年)に奈良の仏師 菅原大三郎が作成(遺作)






清水寺縁起



坂上田村麻呂佩刀奉納画



清水茶屋
参道は緩やかな坂道が続くが、疲れが出てくる場所に茶屋がある






手水舎



薬師堂
創建は、平安時代末期。平清盛の義母である「池禅尼」



現在の建物は、昭和59年(1984年)檜材にて再建



本尊:薬師如来






十二神将
平成13年(2001年)東京芸大・藪内佐斗司教授作



これまで観てきた「十二神将」との違いに驚く



大講堂<札所堂>(国登録有形文化財)
清水寺には2つの本堂がある
その一つが大講堂である(もう一つは根本中堂)



神亀2年(725年)の創建
聖武天皇の勅願所



大正2年(1913年)焼失、同6年(1917年)7月に再建された



扁額には寺号の「清水寺」



賓頭盧(びんずる)尊者



堂内外陣の様子



本尊:千手観音坐像(大正時代作)



地蔵堂
昭和57年(1982年)11月3日の再建



本尊:地蔵菩薩



昭和12年(1937年)、東京芸大 菅原安男 名誉教授の作



鐘楼(国登録有形文化財)
大正2年(1913年)焼失、同9年(1920年)の再建
梵鐘も鋳造された






梵鐘(開運の鐘)
この鐘の音は、播磨、丹波、摂津の国に響き渡り、開運の鐘として親しまれている



稲荷社
祭神:荼枳尼天尊



石造十三重塔



聖観世音菩薩
壇信徒の遺髪や分骨を納め祀る






根本中堂<本堂>(国登録有形文化財)
推古35年(627年)の創建
推古天皇勅願所



大正2年(1913年)焼失、同6年(1917年)の再建






本尊 :十一面観音立像(開山法道仙人一刀三礼の秘仏)
脇侍:毘沙門天立像・吉祥天立像(30年に一度の開帳の秘仏)



滾浄水(おかげの井戸)
開山法道仙人が水神に祈って湧水した霊泉



「清水寺」と称される由緒の地



この井戸をのぞきこんで自分の顔を写したら「寿命が3年延びる」と言い伝えられる
試してみたが、残念な結果に



大塔跡
明治40年( 1907年)に焼失、大正12年(1923年)に再建される
昭和40年(1965年)に台風で層輪が大きく傾く
さらに昭和48年(1973年)夏、落雷のため上層部が崩壊、その後撤去された



平清盛の武運長久を祈願して祇園御女により建立されたと言われている



撮影 令和6年5月26日

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