今、出発の刻(たびだちのとき)

車中泊によるきままな旅
<名所旧跡を訪ねる>

阿星山 長寿寺、白山神社(滋賀県湖南市東寺)

2013年12月08日 | 神社・仏閣
阿星山 長寿寺 
滋賀県湖南市石部地区にある天台宗の寺院。山号は阿星山、本尊は木造地蔵菩薩(秘仏)。
鎮守社は白山神社で本堂の東に隣接する。
同じ地区内にある常楽寺の「西寺」に対して「東寺(ひがしでら)」と呼ばれている。

山門
駐車場の近くに山門があり、石柱には「国宝 長寿寺」と刻まれている



落ち着いた雰囲気の山門で、右側に受付所がある



メモを取っていなかったのでお堂の名は不明だが「子宝御石」を祀っている



石造多宝塔
すこし参道を歩くと、右側に日本最大級と書かれた石造多宝塔がある



 


鐘楼



本堂内では団体客に対して法話が行われているようで、笑い声が聞こえてくる。終わるまで境内を散策することにした



弁天堂(重要文化財)
室町時代建造。入母屋造、桁行一間、梁間一間



横から見ると池の中央に建っていることがわかる



真四角の小さなお堂だが、存在感がある



この時、境内に取り付けてあるスピーカーから大きな声が聞こえてくる。
誰かが注意されているようだ。違和感はあったが何を言っているのか理解できなかったため、そのまま境内の散策を続けた。

本堂(国宝)
平安時代末期~鎌倉時代。寄棟造桧皮葺、桁行五間、梁間五間



寺伝では、奈良時代に聖武天皇の勅願により、良弁が紫香楽宮の鬼門を封じるために創建し、聖武天皇の皇女誕生に七堂伽藍を建立し長寿寺と名づけたという。



平安時代には、阿星山五千坊と呼ばれるほどの天台仏教園を形成した。
鎌倉時代には源頼朝が、室町時代には足利将軍家が祈願所として諸堂を造改修したと云われる。



常楽寺同様三重塔があったが、織田信長によって安土城山中の総見寺に移築される。
<「総見寺三重塔」については、「安土城跡」のタイトルで公開>



白山神社拝殿(重要文化財) 
長寿寺の鎮守社で本堂の東に隣接する



白山神社本殿



帰り際に、また境内に大きな声が響いてきた。本堂を出る参拝者に対して「最後の者は扉を閉めろ」と言っている。
監視カメラを見てマイクで注意しているようであるが、とてもその場所が寺院であるとは思えない高圧的な態度で、本人はもちろん周囲にいる者も不快にする。
話しているのがもし僧侶だとしたなら最悪だ。拝観料を払っている者に対しての配慮というものが場所が場所だけに必要ではないか。


撮影 平成25年11月11日

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