今、出発の刻(たびだちのとき)

車中泊によるきままな旅
<名所旧跡を訪ねる>

法華宗陣門流総本山 長久山 本成寺(新潟県三条市西本成寺)

2021年08月31日 | 神社・仏閣
訪問日 令和3年6月5日

法華宗陣門流総本山 長久山 本成寺
永仁5年(1297年)日印聖人によって開かれた法華宗総本山である

三門<赤門>(新潟県指定文化財)
天文年間(1532~54年)の戦乱で焼失
日修聖人が再建を発起、棟札によると天明6年(1786年)竣工



朱塗りのため「赤門」と呼ばれている
三手先詰組で全体に禅宗様でまとめられている



扁額には山号の「長久山」



仁王像
一眼レフのレンズでは撮れず、スマホのカメラを使用

大毘沙門天王



大持国天王



参道両脇には、十カ寺の塔頭寺院



宝物殿



水門






寺務所



鐘楼(三条市指定文化財)
宝暦8年(1758年)の火災後、明和7年(1770年)の建築



先代の梵鐘は、第二次世界大戦で供出された
現在の梵鐘は、昭和27年(1952年)に鋳造された






多宝塔(三条市指定文化財)



多宝塔は本来、下層部が方形で上層部が円形になっている
この建物は上下層ともに方形



明和7年(1770年)に再興された






本堂前
日蓮聖人降誕800年の記念の年にあたる



本堂
開山当初は「青蓮華寺」と称していましたが正和3年(1314年)、日朗上人を初祖とした長久山本成寺に寺号を改めた



南北朝時代に住職となった日陣は京都に本禅寺を別院として創建し、以後、本成寺は日陣門流の中心的な存在となる



日蓮宗の根本道場として寺運が隆盛
現在も尚七堂伽藍に塔頭十院(要住院、本照院、久成院、蓮如院、持経院、顕性院、一乗院、本高院、静明院、寿妙院)を擁している



本成寺は江戸時代末期の名彫刻家として知られた石川雲蝶の作品が見られる事でも有名
惜しくも本堂は明治26年(1893年)に焼失したが、支院には雲蝶作の彫刻が数多く存在する



内陣
本尊は三宝尊
法華宗・日蓮宗の本尊で、仏・法・僧の三宝を祀るための仏像



三宝は仏・法・僧であるが、仏の第一を釈迦如来とし、法の第一を法華経とし、僧の第一を日蓮とし
三宝の各第一をひとつの本尊にまとめたものが三宝尊である



外陣










各扉も芸術的だ









本堂をからの眺望












弁天堂






千仏堂<六角堂>(三条市指定文化財)
上杉氏家臣 山吉永久の創建
文化10年(1813年)日精上人の代に六方の一辺が一間三尺(約270cm)の千仏堂を再興した






軒回りの彫刻や装飾の豪華さは一見に値する






鬼子母神堂

















撮影 令和3年6月5日
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