
温泉施設も併設されている道の駅「スプリングひよし」。京都周辺観光の際によく利用している。
7 義父の死もきっかけに
キャンピングカーに魅力を感じ始めた時期に義父が我が家に遊びに来た。
年に1回行っている病院での検査も兼ねてだが、検査入院後、容体が急変し不幸にも2週間後には帰らぬ人となった。


義父が信仰していた曹洞宗大本山永平寺に一周忌を前に参拝する。
また、私の父も40年前になるが職場の除雪中に倒れ、退職後の人生を楽しむことなく逝っている。
この数年、私自身の体調も決して良いとはいえず働いて死ぬのを待つより、怠け者のいい訳に過ぎないかもしれないが、退職後は体の動く限り好きなことをやる道を選ぶことにした。
8 車選びは楽しい
このあたりから、購入することを念頭に本格的に車選びを始めた。
車庫の関係でバンコンタイプから選ぶことになる。
すでに私の旅に合った候補車を3台に絞ってみた。
1 トイファクトリー GT
2 トイファクトリー バーデン
3 ファーストカスタム JOIN
JOINのみ販売店で確認することができた。
必要なもののすべてが標準装備で揃っているのがこの車の魅力であるが、あまりにも完全すぎて決断することができなかった。
次にGTとバーデンだが、外装も内装も同じ会社なので基本的な部分はあまり変わらない。
バーデンは後部座席の後ろがベッドになっている。GTも基本的には同じだが中央に多目的部屋が設置されていて、カメラやレンズを保管するには最適な場所がある。
GTが60%、バーデンが40%の割合で気持ちが動いていた。
再びネットで検索して実際に使用している人の感想などを参考に最終的に選んだ車はバーデンの方だった。
9 バーデンを選んだ理由は
決め手となったのは、シンプル・イズ・ベスト。
カタログでしか解らないが、座席でくつろいで、疲れたらそのままベッドで寝るという動作が効率良くできる点が気に入った。
室内も落ち着いた色で高級感もある。一人旅だが長旅のため荷物も多くなるので、ベッド下の広いスペースも有効に使えるのも良い。
注文から納車まで6ヶ月間も要するというので、4月納車を確実にするためにも10月中旬には発注しなければならない。オプションも考えてはいたが、まったく知識がないので販売店で相談することにした。
10 オプション装備
車を購入する際に楽しいのがオプションを充実させ自分に合った車につくりあげていくことだ。
販売店で具体的に話しを進めていくうえで驚いたことは、値引きは一切しないという。価格表に出ている金額は全国共通だという。
「そんな馬鹿なことがあるか」と叫びたくなったが、我慢をして話しを聞いていく。
私が考えている装備について「必要か必要でないか」説明を聞き、最終的に自分で判断した装備が下記となる。
① 2.7リットル ガソリン キャンパー特装車 4WD
<北海道の雪道やアイスバーンでは4WDでなければ基本的に対応できない>
② グランデ仕様
<フルエアロウインドウ(右側・左側・背面)、スモークアクリルウインドウ6面 網戸・シェード付、FFヒーター、走行充電式Wサブバッテリーが装備されるが、ネットの情報を参考に決めた>

<運転席側のエアロウインドウ。出窓の部分のスペースが室内では重要な役割を果たしている>

<背面部分だが運転席からはこの左側部分の小窓から後方確認をすることになる>
③ エアロソーラーシステムW
<シャープの製品だがデザインが秀逸であり、この会社の車を選ぶきっかけともなった>

<上から見るとこのようになっている。大雪後の屋根の雪下ろしは必須、そのまま走行するとフロントガラスに積もった雪がすべて流れ落ちてくる>
④ ホワイトパールクリスタルシャイン
<久し振りに白色の光沢のある車に乗りたくなった>
⑤ 寒冷地仕様
<北海道では不可欠な装備>
⑥ リアヒーター
<これが標準装備でないことに驚いてしまった>
⑦ バックカメラ
<後方の視野確保に不安があるため不可欠な装備>
⑧ ディスチャージヘッドライト
<販売店お薦めのオプション>
⑨ リアスピーカー
<音楽が好きなので装備したが、本当はもっともっといい音にしたかった>
⑩ サイドバイザー
<これまでも装着してきた装備>
⑪ インバーダー300W
<電気製品の使用を考えていたのでW数の大きい製品を考えていたが、販売店の方で同じ価格で大きなものにしますといわれたのでとても嬉しかった。ところが、納車後気づいたのだが装備されてきたものは350W。私の常識とは大きくかけ離れたもので納得できず、年甲斐もなく激怒してしまった>
次回に続く
キャンピングカー購入で一番最初に考えたことはオプションのことです。今回の購入記で記載したもので十分満足はしていますが、さらに付け加えるとしたら後方視界が悪いので、常時後方確認ができるバックカメラかなと思います。私の場合は年間多くても2回の車旅しかしていませんが、1回の旅が約1ヶ月に及びます。長旅だからこそわかることもあります。現在、次の旅のために考えていることは運転席を何とかしたいということです。腰痛や背筋痛で時々耐えられない時があります。このように旅毎に問題解決していくことも楽しみの一つでもあります。