今、出発の刻(たびだちのとき)

車中泊によるきままな旅
<名所旧跡を訪ねる>

安倍山 安倍文殊院(奈良県桜井市大字阿部)

2014年01月11日 | 神社・仏閣
モデルのはなさんが、付け人と仏像を巡るというTV番組で安倍文殊院の仏像を紹介していたのを視て興味を持ち
道の駅で出会った人も絶賛していたことで気持ちが動いた

安倍文殊院
大化の改新(645年)に創建された日本最古に属する寺院
華厳宗東大寺の別格本山としてその格式も高く、本尊は日本最大(7m)の文殊菩薩で快慶作の国宝である

金閣浮御堂 
当山出生の安倍仲麻呂公や安倍晴明公など安倍一族をお祭りするため、昭和六十年に、総金色仕上げの金閣浮御堂が完成



堂内には仲麻呂像、晴明像、をはじめ本尊に開運弁才天、厄除け守護の九曜星の神々
方位災難除けの十二天御尊軸が安置されている



「厄除け七まいり」(時計回りでお堂を廻り札を納める)の後、堂内参拝が可能





金閣浮御堂から、中央が本堂



客殿五台閣



 


西古墳(国指定特別史跡) 
飛鳥時代 この古墳は古来より安倍寺の創建者である安倍倉梯麻呂の墓であると伝えられている。
玄室には弘法大師お手作りと伝わる願掛け不動の石仏



本堂
寛文5年(1665)に再建された元安倍寺満願寺の本堂



「三人寄れば文殊の智恵」の格言は当山の文殊から生まれた
切戸文殊(京都府宮津市)・亀岡文殊(山形県高畠町)とともに日本三文殊に数えられる



本堂奥に附設して昭和48年に完成した文殊菩薩を安置する大収蔵庫がある

木造騎獅文殊菩薩及び脇侍像 4躯(国宝)
巨大な獅子にまたがる総高約7mもある文殊菩薩像を4体の脇侍像が取り囲む文殊五尊像
2013年(平成25年)6月19日付で国宝に指定

本坊



境内周辺を歩いてみる



表山門 
安倍文殊院の表山門はこれであるが、車による参拝者の増加に伴いここから入山する参拝者は少ない



創建以来門は開いている。年中・夜中でも誰でも本堂の前で手を合わすことが出来る



この奥には池があり、金閣浮御堂が浮かんでいる



参道の奥には金堂



これが昔の参拝順路となる



釈迦堂 
 


梵鐘
寛永二十年の銘 この鐘には「古来より安倍の地三か村の分水の鐘、四六の刻にこの鐘を打ち各村へ分水する」旨の文字が刻印されている



不動堂 



十一面観音像



白山堂(重要文化財) 
流造屋根柿葺き、美しい曲線を持つ社殿で、当山の鎮守



白山菊理姫を主神として祭り、特に縁結びの神として信仰の厚い社





 
石佛群
江戸時代に安倍山境内地にひらかれた四国八十八ケ所、西国三十三ケ所の各霊場本尊佛として祀られていた石佛をこの地に一同に安置したもの






閼加井の古墳(通称智恵の窟) 
 


最後の一枚は参拝者に撮影を頼まれた場所である
私も一枚撮ってみた。なお、本堂では、抹茶とお菓子がでることも付け加えておく 




撮影 平成25年11月18日

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