今、出発の刻(たびだちのとき)

車中泊によるきままな旅
<名所旧跡を訪ねる>

中野不動尊<中野山 大正寺>(福島県福島市飯坂町中野字堰坂28)

2024年04月11日 | 神社・仏閣
訪問日 令和5年10月16日

中野不動尊(中野山 大正寺)
前日からの雨が朝方まで降っていたが、急に天気が良くなった
道の駅「ふくしま」の車中で「最寄りの有名寺社」で検索したところ近くにこの寺があった

寺号標
寺号標には「中野不動尊」とあるが、正式名称は「中野山 大正寺」である
明治36年(1903年)に永平寺64世貫首の森田悟由が、中野不動尊本堂の「大正寺」を建立した
曹洞宗の寺院



狛犬






祈祷殿



総欅造りのお堂
祈祷殿周囲の彫刻






「眼守不動明王」が祀られている
眼にかかわる霊験あらたかとのこと



初めて訪れるため案内に従って歩く



納札堂
総ステンレスで造られたお堂
注連飾りや松飾りなどを納める場所



「毘沙門天」が祀られている
アニメに出てくるようなユーモラスな像だ



先に進むと朱色のお堂が見えてくる



眼下のお堂は「寂光門」



大日堂
昭和54年(1976年)に開山800年を記念して建てられた



堂内の様子






豪華な装飾の堂内



中央に「大日如来」を祀る
脇立は不動明王と愛染明王



不動滝
大日堂からは目線と同じ高さでみることができる



治承3年(1179年)春、恵明道人が1匹のカモシカに導かれ入った滝
修験者によって雨露をしのぐ洞窟が穿たれ、不動明王が祀られ聖域が整えられていった






滝の横には不動明王像が置かれている



大日堂下層入口は「顕霊門(けんれいもん)」と呼ばれている



内部は薄暗いが先に進むと……



「洞窟巡り」の入口となっている
1周5分~10分で巡ることができるそうだ



洞窟の様子をみたが、閉所恐怖症なので入口から戻ることにした



寂光門の左側にある祠に不動明王が祀られている






寂光門






奥の院「洞窟巡り」の出入り口の一つ






神社に比べると寺社へ訪れる参拝者は少ない感じがするが、ここは団体の観光客などもいて賑やかであった
調べてみると、福島県有数の参拝数を誇る寺院の一つとのこと



日本における「六三除け」の祈祷発祥の地と伝えられている
「六三除け(ろくさんよけ)」とは、年齢による身体の部分的な厄除け
原因不明の痛みや治療が思うように進まない時等は、六三に当たっている場合がある
厄を祓い清め、身体健全をお祈りするという祈祷のようだ



不動滝周辺は「奥の院」と呼ばれていて、そちらの方ばかりに意識が集中していた
そして、一番重要な場所である「本堂」を撮り忘れていた(本尊:厄除不動明王)



撮影 令和5年10月16日

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