今、出発の刻(たびだちのとき)

車中泊によるきままな旅
<名所旧跡を訪ねる>

楞巌山 清水寺(青森県八戸市 是川字中居18-2)

2024年03月05日 | 神社・仏閣
訪問日 令和5年10月3日

楞巌山 清水寺
青森県八戸市にある清水寺であるが「きよみずでら」ではなく「せいすいじ」と読む
山号は楞巌山(りょうごんざん)真宗大谷派の寺院である



この寺を訪れた目的は、重要文化財の観音堂の拝観である
寺社巡りを中心に車旅をしているが、訪れた地域にある国宝や重要文化財の建築物や仏像を可能な限り観たいと思っている



山門
「真宗大谷派」の札があるが、明治2年(1869年)天台宗から改宗した



山門を進むと正面に本堂が見えてくる



鐘楼



本堂



扁額には寺号の「清水寺(せいすいじ)」



観音堂(重要文化財)
本堂裏の高い木々に囲まれた場所に観音堂は建っていた



カメラを構え、ゆっくり前に進みながら写真を撮っていった
茅葺屋根というのも嬉しい



案内板
堂内に残されている棟札から、天正9年(1581年)に建立されたことが分かっている
靑森県内最古の木造建築として知られている



鎌倉時代に中国から伝わった禅宗様という様式を主体として造られている
所々の彫刻には室町時代の特徴を持った文様も残されている
構造は、桁行3間、梁行3間の一重宝形造で、茅葺屋根



昭和55年(1980年)に国の重要文化財に指定された
翌56年から58年にかけて解体復元工事が行われ創建当初の姿に復原された



観音堂の周りを歩いてみる



積雪に対する木組みなのか、頑丈にできている感じがする(しかも美しい)



糠部(ぬかのぶ)33観音第2番札所となっている



令和3年10月に屋根の葺き替え工事が行われたが、すでに雑草が根付き始めている
数十年後には屋根全体に広がり、周囲の緑と一体化していくことだろう



庭園
本堂裏手にある庭園



その奥に観音堂がある



再び本堂へ



観音堂の場所が分からず住職に尋ねた際に本堂へ入ることの許可もいただいた



堂内は多くの彫刻で飾られていた






草創は平安時代に天台宗の高僧 慈覚大師 円仁(第3代天台座主)によるとの伝説はあるが定かではない
開山当初は天台宗に属していたが、藩政時代には真言宗へ改宗、その後天台宗に復帰
明治2年に真宗大谷派となり現在に至る



本尊:阿弥陀如来



親鸞聖人



額には山号の「楞巌山」






撮影 令和5年10月3日
コメント
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