神鳴り(アメジストネックレス)

難聴ゆえに家居の好きな主婦です。過去、心臓弁膜症、大腸がんの手術を受けました。趣味は短歌です

亡兄の愛犬の名は”さくら”

2015年04月02日 17時10分38秒 | 家族
私の実家は、高知市の中心街にあって、旧くて狭小ながらも3階建てのビルである。

1階は兄のお店、2階は母の仕事場と住い、3階は兄達一家の住いになっていた。

「いた」というのは、兄は一昨年9月に亡くなってしまったので、それまではそうであったということだ。

兄が亡くなってからも、概ね同じ状態だが、ただ兄の次男が昨年3月に結婚して家を出てからは、3階に暮らしているのは、兄嫁と兄の三男の2人だけになってしまった。(兄の長男は北海道)

半年ほどの間に4人が2人になったから、急に寂しくなった。

あ、「2人になった」というのは正確ではない。正確には、「2人と2匹になった」といわなければならない。

2匹は兄の愛犬であった犬たちだ。

2匹は親子である。小さい黒犬が母親、大きい白犬がその子(♂)である。

2匹は、(みかけはともかくとして)心根の優しかった兄が大好きであった。

毎日、兄が仕事を終えて階段を上がってくるのを待ちかねていた2匹は、ちょっとでも足音が聞こえると、3階の入り口で大はしゃぎしていた。兄に抱っこしてもらうことを待ちかねていたのだ。

それなのに、一昨年の9月12日に兄が急逝してからは、待てど暮らせど待ち人は帰ってこない。

上の写真は、一日中、2階と3階の間の踊り場で、兄を待ち続ける2匹である。

見ようによっては、渋谷の忠犬ハチ公を彷彿させて、涙を催させる。

<詞書>亡兄の愛犬の名は”さくら”

  還らぬを悲しみ日がな待ちゐたる兄の愛犬さくらとその子  biko

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3階建てと書いたが、3階の上の屋上には結婚前の私の部屋と納戸とかがあるから、正確には4階建てである。

また。上の「2人と2匹」以外にも、私の母が2階にいるが、別所帯である。

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2 コメント

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こんばんは (kw)
2015-04-02 21:31:30
bikoさんは韓ドラを観られるのでしょうか。
韓ドラでは屋上にある部屋に主人公が
住んでいる設定が多いので、そんなドラマ
を思い起こしてしまいました。
返信する
koichiwさんへ (biko)
2015-04-02 23:05:01
>韓ドラでは屋上にある部屋に主人公が
住んでいる設定が多いので、そんなドラマ
を思い起こしてしまいました。

そうなんですか!

私は、観始めたら、たぶん嵌ると思うのですが、
現在のところは、あまり見ていません。

そういう場面なら見てみたいですね。

私の実家は狭い土地に目いっぱい建てている
ので、屋上も最大限活用しているのです。

コメントありがとうございました。
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