高知県の素晴らしさ

短歌の友人で、ときどきメールくださる方がいる。

女性ながら、某国立大学の教授をされていた方だ。

その方は私の故郷である高知県の大ファンになってくれて、高知県に関するニュースを見聞すると、すぐに知らせてきてくださる。

3日前にも「最後のエチオピア饅頭丁寧に袋詰め高知の店閉店」という記事を転送してきてくれた。そして、「一度試してみたかった」と。その流れから、また高知に行きたい。また私の母に会いたいというやりとりになった。

彼女は、一昨年、私がお正月明けに帰省する折、お誘いして、我が家の墓参に付き合ってもらい、その後、室戸岬を一緒に小旅行したのだった。その道中、車の後部座席に同席した私の母と意気投合したのだ。もちろん初めて訪れる室戸岬の雄大な景色に感動したことが下地にあってのことなのだが。

当時、室戸岬への道行きの沿道にはアロエの花が咲き誇っていた。彼女はアロエの花咲く沿道の向こうの雄大な太平洋を見て感激したのだと思う。

実は、彼女は、これに先立つ一年前の春、香美市の香美市立美術館に行かれたのが、高知県初体験だった。これは、彼女がさる雑誌に連載する記事の挿絵を、当時香美市立美術館で美術展開催中だった画家に会ってお願いするために訪れた。その折、道中の車中から見る大歩危小歩危の渓谷の美しさに加え、時節柄そこに咲いていた桜の花の美しさが相俟って相乗的に感動されたのだった。そして到着した香美市美術館に隣接した八王子神社の桜にも・・・。

それからは折にふれ、高知県のニュースをみると、高知県出身者である私にメールくださることになったのだ。

昨年、室戸岬にお誘いしたのも、そんな事情があってのことだった。

今回も、今月中旬、帰省の予定をしていたので、お誘いしたのだったが、折悪しく夫の都合が悪くなって、取りやめになった。

私は暑さにはめっぽう弱いので、今度は秋か冬に足摺岬にご案内しようと思っている。

足摺岬に臨めば、彼女は、これまで以上に高知県贔屓になってくれると思う。

別の短歌の友人の友人も、四国旅行をした折、一番よかったのが高知県と言っていたと、その短歌の友人が話してくれたことがあった。（←これは私が高知県出身なので、わざわざ言ってくれたのだと思います。香川県愛媛県徳島県の皆さん、ごめんなさい）

こんなに素晴らしい高知県バンザイ！