録画してあった映画「アイリス」を見た。ジーン・アイリス・マードックは実在した小説家、哲学者で、1919年にアイルランドで生まれ、1999年に亡くなっている。
1956年に6歳年下のジョン・ベイリーと結婚して、アイリスが晩年認知症になって死ぬまで、夫は献身的にアイリスに尽くしたらしい。
この映画は、そのアイリスの晩年の姿を夫の側からの視点で描いた映画である。
映画の中での科白で、アイリスの、「人は生まれる前から知っています、あるべき姿を。正義や節度、美、あらゆる輝かしい美徳です」の言葉が印象に残った。
「その記憶をたどって理想に近づくのです」
晩年の2人の姿に挿入される若い頃の2人の映像が、映画に奥行きを与えていた。
「君も言葉が好きだろう?」
「言葉は思考だわ」
*
いい映画だった。
1956年に6歳年下のジョン・ベイリーと結婚して、アイリスが晩年認知症になって死ぬまで、夫は献身的にアイリスに尽くしたらしい。
この映画は、そのアイリスの晩年の姿を夫の側からの視点で描いた映画である。
映画の中での科白で、アイリスの、「人は生まれる前から知っています、あるべき姿を。正義や節度、美、あらゆる輝かしい美徳です」の言葉が印象に残った。
「その記憶をたどって理想に近づくのです」
晩年の2人の姿に挿入される若い頃の2人の映像が、映画に奥行きを与えていた。
「君も言葉が好きだろう?」
「言葉は思考だわ」
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いい映画だった。