ブログ日和。

映画と、『ER緊急救命室』『ザ・ホワイトハウス』などの海外ドラマと、世間に対してのツッコミを徒然に書いていきます。

ER9-05「悲しい運命」A HOPELESS WOUND

2005-11-15 23:30:15 | ER緊急救命室
病院内はハロウィンの飾りでいっぱい。カーターは骸骨で、婦長になったアビーはナースキャップを被って、看護婦が看護婦のコスプレ。これがなかなか似合ってる。当たり前?

コーデイが手術室を覗くと、なんとロマノが執刀してる!と思ったら、家畜の豚の胆嚢切除だったわけで。途中で麻酔が切れ、大暴れする豚。そりゃかわいそうだよ。強気のロマノも、ERに降りてくると皆から厄介者だと思われているのではないかと、被害妄想に苛まれているようで。今頃気づいたか。(^_^; 自分の部屋で、外科医にカムバックできるか不安であることコーデイに吐露する。

コーデイに付いた医学生・ネイサンが登場。いきなりの遅刻。しかし、彼がパーキンソン病で動けなくなるときがあるということがわかる。それでも医学の知識は抜群で、冷静な判断を行える優秀な人物のようだ。興味深いキャラクターだし、今後、準レギュラーになるのかな?

ラスト手前、コーデイが排水溝に落とした結婚指輪をロマノがマジックハンドで取り出したのを渡していた。妙なところで優しい。こういう形でしか思いを伝えられない不器用な一面を見せた。

理想の恋人

2005-11-14 19:22:49 | 日々
中学時代の友人からバトンですよ。廻ってきたからしょーがない。そういや、『理想の恋人.com』っていう酷いタイトルの映画、ついこの間やってたなぁ。


■Q1■理想の恋人像を教えてください。

頼られっぱなしになったり、頼り切りになったりしない、なるべく対等な関係を築ける人。チャーリー浜のネタ「君がいて僕がいる」みたいな感じで。あと、尊敬できる部分を持っていて欲しい。


■Q2■恋人選び、見た目と性格を重視する割合は?

性格って顔に出ると思う。一般にいう綺麗とか可愛いとか、そういうのじゃなくて。二つはリンクしたものと考えておりますので。


■Q3■今日は一日好きな人と一緒。あなたの考えるデートプランを教えてください。

映画3本立て続けで観に行くのは、さすがにナシですかね。でも、映画1本は絡ませたい。ジャンルは相手に合わせます。他は、あんまり考えられないねぇ。その時々のオモシロスポットへ?


■Q4■好きな人と、はじめて二人でカラオケにいくことになりました。 さぁ、どんな曲を歌いますか?また、相手には何を歌ってもらいたい?

二人でカラオケって楽しいのか?この設問に疑問。新しい曲は知らんよ、ボクは。


■Q5■夜の遊園地、はじめて二人で観覧車に乗りました。ドキドキクライマックス!手をつなぐ?つながない?

ベタな状況だなぁ。「ドキドキクライマックス」ならチュウなんだろ、チュウ。でも、そんなの自分はあんまり魅力を感じないので、地図博士のタモリのようになって、頂上から「あれが○○だよ」とか言ってたい。そんなのを引かないで受け入れてくれる人はいるのか?


■Q6■楽しいデートの時間はあっという間。いつの間にか、終電がなくなっていました! そんなとき、あなたならどうする??そして、相手になんて言う?

5キロ以内なら歩く。1時間ぐらいならテクテクと。寒くなきゃ、どっか公園かなんかで徹観(天文部における徹夜観測の略ね)しながら語り続ける。


■Q7■相手をかなり気に入ったあなた。告白は自分からする?相手からされるのを待つ?

もし断られた場合、よそよそしくなってその友人関係まで壊れてしまうのは御免です。相当な確信を持つまでは言わない(言えない)。ダメ人間ですね、俺。


■Q8■ずばり、いま好きな人、気になる人がいますか?

「好きな人」は、複数いますよ。それがマックス近くまで行くことは稀だけど。基本的に、人でも物でも映画でも、寝食忘れて生活壊してまでハマるってことはないので。逆にそれを失ったとしても、死にたいほどの絶望はしないと思う。それでバランス取ってます。


■Q9■その人は、mixi内に生息しますか?

マイミク100人以上いれば、そりゃいますよ。今これを読んでるあなたかもしれない。f(^ー^;
このバトンってmixi限定だったのか。ここまで来て気づく。


■Q10■Love Batonをまわす5人の人たち

それを廻すこと自体が気恥ずかしい。


全部終わった~。逃げてますね、自分。この問題に対して。ハイハイそこ、「キモい」とか言わないの。

『ブラザーズ・グリム』

2005-11-14 18:26:23 | 映画
TOHOシネマズ南大沢にて。

爆笑問題の太田や伊集院光が、かなり騒いでいたので観てきました。グリム兄弟の話ではあるけれど、映画の中の兄弟は、いかさまで生計を立てている。それがフランスの将軍にバレてしまい、処刑から逃れるため、少女たちが姿を消した魔の森の調査に向かう。ペテン師が窮地に追い込まれたときの様子を兄マット・デイモンと弟ヒース・レジャーが対照的に、そして軽妙な掛け合い漫才のように演じてる。しっかり者でありながら、魔の森の前に諦めといらだちを募らせる兄、冷静で優しいけれど臆病な弟の変化が面白い。

後半の森の奥地の魔女の塔へ潜入する一連の流れは、ジェットコースターの様に、緩急を盛り込みスリル満点。アドベンチャー映画のお手本だね。…あれ、これってファンタジー映画じゃなかったけ?まあいいか、テリー・ギリアムだもの。

そうそう、モニカ・ベルッチの魔女は、妖艶の一言に尽きる。露出度は少ないのにこの色っぽさだもの。さすが、イタリアの宝石。そりゃ、グリム兄弟も骨抜きになるわな。

山田奈緒子との再会

2005-11-13 23:47:49 | 日々
『TRICK』2年ぶりの新作でした。今回もいちいちツッコミどころ満載で、最初から、来年ケンシロウの声をやる阿部寛に「お前はもう死んでいる」を言わせてみたり、マジメにふざけてます。相手は名取裕子扮する占い師。細木数子へのアンチテーゼか。「うらないでおもてなし」のセリフなんてなかなかうまいこと言いやがる。

残念だったのは、今回の『TRICK』のトリックがあんまりにもあり得ない内容で、ちょっと白けてしまった。まぁ、前からこんな感じだったかもね。推理よりもネタに走る方向性は。

そんなこんなでも、山田奈緒子こと仲間由紀恵嬢のチャイナ服姿を、また拝見することが出来たのですから感謝せねば。(誰に?テレ朝?)しかも、今日は、ユッキーはずぶ濡れになる場面があった。ずぶ濡れマニア(そんな分類があるかは知らんけど)としては、垂涎のシーン。それにしても、見事なボケとツッコミを兼ね備えた、あんな相方が欲しい。そう考えると上田が羨ましい。

今回のエンディング曲は鬼束ちひろでなかった。事務所の問題で活動休止中だからか。『月光』も、『流星群』も、『私とワルツを』も、せつなーい感じになるいい曲だよ。なのに降板か。6月10日の劇場版2は、どうなるのだろうか。期待。

『エリザベスタウン』

2005-11-11 23:28:34 | 映画
ドリューは、シューズメーカーのデザイナーをしていたが、新作が大量に返品され、会社もクビになってしまう。失意の中、父親が亡くなったと聞き、父親の故郷に向かう。

うーん、この映画ね、人生に絶望した主人公が人々の優しさに触れ立ち直っていく物語なんだろうけどね、たかが一足のシューズで10億ドルの損失を被る企業が、どこにあるのだろうか。クビになったことが自殺しようとするほどの辛いことなのか疑問。「自殺マシーン」を作ってるあたり、こちらをおちょくってる。別にその損失をドリュー自身が背負ったわけでもなし。端から見れば、人生95点だった若者が80点に減点されただけのこと。結局恵まれてるさ、ドリューは。そんな出だしから共感できず、映画の中に入って行けなかった。

終盤の一人ドライブは、アメリカの田舎風景がきれいで、流れる曲もカントリーやポップ、ロック、様々で良かったけど、そこに向かうためのストーリー自体が長い前フリのように感じてしまった。だから、CMのおすぎのほめ方は感心しません。

それから、前にも書いたけどもう一度書きます。キリスティン・ダンストはヒロイン向きの女優ではありません。断言するとかわいそうかもしれないけれど、カワイイ感じを出そうと頑張れば頑張るほど、ウザさを感じてしまう。今作は、オーディションから受けたっていうことだから、自らやりたい役だったのだろう。『エターナル・サンシャイン』の病院の受付嬢役は良かったから、もう少し考えて欲しいなぁ。

『空中庭園』

2005-11-11 22:47:55 | 映画
まもなく移転する、ユーロスペースにて。

なんでも包み隠さず話し合うことがモットーの京橋家。しかし、父親は愛人を持ち、息子はその愛人を自分の家庭教師にし、娘は学校をサボり見知らぬ人物の相手をしていたのだ。

なんと、息苦しい映画だろう。隠し事をしないというタテマエを作ってしまったからこそ、隠しているものが、さらに気持ち悪く映ってしまう。家族の住んでいる郊外のベッドタウンに建てられたマンションは、日の光が多く入り込むように作られ、街も、広いスペースを開けて道や建物が並び、快適そうである。でも、なんだか、それは人間の営みまで「設計」されているように見えてしまって、ぽっかりと空いてしまった空虚な空間のように思える。どこかで見たことがある風景だと思っていたら、うちの大学の近くで撮影したようだった。どおりで「ホテル野猿」が登場するのか。

その空虚な感じは、リンクするようにこの家庭の中にも見えてくる。理想の家庭を作るための、小泉今日子の完璧な「つくり笑顔」、バースデーパーティでの母親への恨みの「死ねよ」の一言、赤い雨の中での絶叫。シーンごとのギャップを見事に演じきっている。すごいよ、これは。自分の手で見事な家庭を作ったようでいて、崩壊していく。苦しい。家族再生の物語だというけれど、ラストで出てくる白い花や人形のプレゼントは、リスタートを意味しているようで、何にでも染まる白という色を見ていると不安が過ぎって、やっぱり息苦しかった。

最初のシーンで、麻薬のことが朝食の話題に出て、苦笑。ある意味、監督は最高の「演出」をしてしまったのかも。のぞき込んだり、ユラユラ、グルグル、といった浮遊感のある映像は、ここから来たのかと妙に納得させられる。

帰り道の新宿駅で、映画の中に出てきた、飼い犬のようにロープに繋がれた幼児というものを見かけた。あまりにも、タイムリーすぎてちょっとぞっとした。

大祭・清水ミチコショー

2005-11-06 15:31:04 | 日々
に行こうとしたら、「満員です」って言われちゃった。キャハ。

去年はさ、石原良純なんて、うちの大学をぶっ壊した馬鹿知事の息子を呼んだの比べたら、今年は是非とも行きたかったのに。菊川怜のモノマネ(発声の雑さがソックリ)見たかったのに。ユーミンや楠田絵里子、田中真紀子とか爆笑の渦なんだろうな、今頃。

昨日からのオール後の睡魔に克てなかった自分が恨めしい。せっかく休日に大学まで出てきたのにすることがない。

ER9-04「男らしく歩こう」WALK LIKE A MAN

2005-11-04 11:59:26 | ER緊急救命室
医学生・ガラントが主役のエピ。

インフルエンザの予防注射を勧めるTVの生中継に出演していたウィーバーが、針を交換せずに2人に注射してしまうミス。不謹慎にも笑ってしまった。でも、彼女にとっては相当堪えただろう。おかしいのはウィーバーだけではない。ルカは、患者の少女の付き添いの母親と検査結果を待つ間に、レントゲン室で関係を持ってしまい、しかも出てきたところをスーザンに目撃される。マークと共に品行方正で通っていたのに、今シーズンのルカは、イライラしてたり、不埒な感じだったり、とにかく変だ。どーした?

ガラントは、ステラに対しての診断に心臓病医のケイスンに楯突く。学生のくせに生意気なことを言うな、というような圧力で、屈してしまったのだが、その後、容態が急変。甲斐無く亡くなってしまう。ガラントの考えが正しかったのだけど、ケイスンは、臆する様子もなく、それを見て声を荒げる。ケイスンの権威主義的な感じは、シーズン1で、スーザンに対してもあったっけ。カーターは、同情とともにガラントを諭す。

断酒を破って酒を飲んでしまったアビーとそれに呆れるカーター。お調子者のプラットと真面目なガラント。この二組の和解で、今回は終了。


ER緊急救命室〈ナイン〉セット1【DISC1~3】

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『蝉しぐれ』

2005-11-03 23:05:22 | 映画
渋東シネタワーにて。ここのところ映画ネタばかりで、すみませんね。

貧しい武家の文四郎は、殿の側室となった幼なじみ・おふくが世継ぎ争いに巻き込まれていることを知り、自分もまた巻き込まれていく。子ども時代にも文四郎は、父親が世継ぎ争いの最中に切腹させられたり、お上に翻弄されすぎな人生。しみじみと味わい深く、しかし、家老に啖呵を切る場面は実に爽快。また、四季の移り変わりも堪能できる。前日に『LOVERS』を観たけど、その壮大な感じまた違った、人の息づかいの聞こえる風景だった。

キャストもいい。主役の染五郎、おふく役の木村佳乃も奥ゆかしさ満載。胸キュン。文四郎の幼なじみの今田耕司、ふかわりょうは、芸人特有の芝居がかった演技が妙に場に合っていたのが不思議だった。みすぼらしい格好でも息子のことを切実に嘆願する大滝秀治や、一瞬しか映らないけど、甚大なインパクトがあった遊女役の渡辺えり子など、脇も揃える。その中でも、文四郎の父・緒方拳が人情味のある武士でとても良かった。

時代劇ブーム?てか、下級武士映画が最近の流行なんでしょね。ヒーローというよりか、自分たち自身を投影させる対象として。メイン曲が「伊右衛門」のCM曲に似てたから久石譲かと思ったら、岩代太郎だったのはご愛敬。