ブログ日和。

映画と、『ER緊急救命室』『ザ・ホワイトハウス』などの海外ドラマと、世間に対してのツッコミを徒然に書いていきます。

ER9-21「夜が昼と出会うとき」WHEN NIGHT MEETS DAY

2006-05-30 00:06:40 | ER緊急救命室
変なタイトルの、オーラス直前のエピ。何でも200回目の放送だったらしく、夜のシフトと朝のシフトの時間帯を行ったり来たりザッピングする、ナンとも頭の混乱するような実験的な進行。編集さんの力が大いに発揮されてます。

カーターは仮眠を取っていて、看護婦に起こされる。まさにER初回のマーク・グリーンがリディアに起こされるのと全く同じ演出。200回のとてつもない偉業を、さりげなく伝えているようで、ニヤリとさせられた。18年ぶりの日食を迎えるその日も、ERの中は騒がしい。日食にかこつけて、集団自殺を試みた新興宗教の連中や、兄貴の敵討ちに向かおうとする少年、心臓発作で死亡した父親とその家族。時間差があるシーンを交互に見せることによって、「運命」の二文字が意識的に感じられる。

臨終の日本人僧侶を囲んで他の僧侶たちが、般若心経を唱え始める。それをBGMに、所変わって、手術室。ロマノの腕の切断手術が行われている。コーデイがアシストしていて、大きなため息をつく。ああ無情、ああ無常。

マグーの店大炎上や、カーターのコンゴ行きの決心だとか、他にもいろいろあったけど、観てて疲れちゃった。こういう手法は、たまにでいいね。