一昨日、関東に住む甥夫婦が神戸を訪ねてくれました。
「10日火曜日に宝塚大劇場の宙組公演を観に行くので、どこかで会えますか?」と、連絡があったのは宙組の生徒さんのあの悲しい出来事が分かる前でした。
その後8日まで公演は中止、9日はもともと休演日で、10日以降の公演情報は8日に発表するということでした。
甥夫婦のように、遠方から交通費や宿泊費をかけて、宝塚観劇にくる人たちも多いと思うのですが、8日に10日以降の日程が発表されてもスケジュールはそう簡単には変えられません。
公演中止は22日まで延長されることになりました。結局、甥たちは宝塚観劇抜きでも予定通り関西旅行に来ることになって、我が家の家族と食事もできました。
神戸ステーキでも・・・と言っておいたにもかかわらず、老舗の洋食屋の豚カツになってしまいましたけれどね。
神戸空港へは食後行ってみました。もう喫茶室などは閉店していました。
夜が早い^^神戸です。
実は今日12日は私たち夫婦も宝塚公演のチケットが取れてました。
芹香斗亜(せりかとあ)さんの宙組トップ就任、宝塚大劇場お披露目公演だったので、公演中止はと~っても残念ですが仕方ありません。
亡くなったAさんにはどこか別の世界があるのなら、そこで思い切り歌って踊ってほしいです。
奇しくも、NHK朝ドラ『ブギウギ』で、こんな場面がありました。美しい上級生、大和礼子(蒼井優)が研究生の鈴子(澤井梨丘)にかけた言葉です。
鈴子は、稽古場の外から、ダンスの練習を続ける礼子の姿をいつものように見つめます。
目が合って、橘アオイが着る衣装の羽を忘れたことを謝罪すると、礼子は「あなたたちのミスで一番迷惑を被ったのは誰だと思う?」と問いかけます。これに鈴子は「橘さん・・・」と答えます。
すると礼子は「違う」と返し「お客さま」と言い切ります。
続けて「お客さまはね、現実から離れたくて劇場にいらしてるの。そのお客さまに、私たちは一瞬でも現実を感じさせちゃダメ。それはプロじゃない」と教えます。
宝塚歌劇団は我々お客さまのことをもう少し考えてほしいなと思ってしまうのは、いけないことでしょうか?
大劇場次公演、雪組公演はチケット発売早々完売で、手に入りませんでした。
宝塚歌劇団は自殺した方が出て、団員全員、動揺していて普通の精神状態ではありませんね。
宝塚は劇場デビューしても生徒と呼ぶようで、女子校感覚も残っている
のでしょうか?
プロとして観客と向き合うことができれば、違った行動ができたんじゃ
ないかと思います。
もったいない亡くなり方でした。