未来はイヤミスの女王、湊かなえさんが書いた極めつけの^^イヤミスです。
イヤミスに耳馴染みがない人へのために説明すると、読み終えたとき、なんとも言えない後味の悪さが残るミステリー小説のこと。
デビュー作「告白」で本屋大賞を受賞した湊かなえさんの10周年の集大成となる、この書き下ろしミステリーは400字詰め原稿用紙700枚で過去最長だそう。
ちなみに「告白」は500枚です。
「未来」は未来の自分から手紙を受け取った10歳の主人公が、返事として、日々の出来事を綴っていきます。
およそ、子どもが味わうあらゆる不幸なこと、辛いことがこれでもかと作中に登場してきます。
じゃあ読むなと言われそうですが、現実にどこかで起こっていそうなことから目をそらすわけにはいきません。
それに、ページを繰る手が止まらないのは湊作品の特徴の1つでもある、書簡体で書かれていて、読み易いということもあります。
先日記事にした内館さんの「すぐ死ぬんだから」もこの「告白」も図書館にリクエストして1年近く待ちました。
次に読みたい人が待っているという締め切りが、私に本を読ませる後押し^^をしてくれます。
淡路で暮しているとても素朴な人ですね。
確か広島の島育ちだったような・・・。
明日最寄りの文庫で探してみましょう!
どんどん紹介して下さい。
ひとさまに本をお薦めするのは正直気がひけますが、湊かなえさんは間違いはないですね。
私はなぜか女性作家の本ばかり^^読んでます。