12月18日(日) 神戸文化ホール大ホールで
フェニックス フィルハーモニック オーケストラ 第13回演奏会
曲目は―
スメタナ◆連作交響詩「わが祖国」より〈モルダウ〉
ムソルグスキー◆組曲「展覧会の絵」(ラヴェル編)
(クリスマス^^)プレゼントで―
チャイコフスキー◆バレエ組曲「くるみ割り人形」より〈金平糖の精の踊り〉、〈花のワルツ〉
アンコールで―
エヴァン・コール◆NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」のオープニング曲
指揮:井上勝義さん
司会:栗山広子さん
3年ぶりの演奏会は楽団員も観客も少し減っての開催でした。
今年の5月ごろから今回のプログラムの練習が始まったそうで、生活とともに音楽はある、という喜びを感じられる演奏会でした。
このオーケストラの演奏会には声楽家・栗山さんの司会がつき、曲をより理解するためのヒントをもらえます。
1曲目の〈モルダウ〉はフルートのソロから始まります。ヴルタヴァ川の源流です。
私が目にしたヴルタヴァ川は川幅広くゆったりと流れていました。2009年の中欧の旅で訪れました。
「展覧会の絵」は画家の遺作展からインスパイアされた曲です。
展覧会場を歩きながら、個性ある10枚の絵=10曲が演奏されます。
アイデアの勝利ですね。
さて、アンコールの「鎌倉殿の13人」です。
フェニックス フィルハーモニック オーケストラはアンコールで、その年の大河ドラマのテーマ曲を演奏するのが恒例になっています。
奇しくもこの日(12/18)は「鎌倉殿の13人」の最終回の日でした。
北條義時は残虐な殺され方こそしませんでしたが、まだ生きたかったのに、薬をあてがわれませんでした。
スタッフ紹介の字幕のうらに政子の嗚咽が乗るという、静かなドラマの終わり方でした。