自遊空間、 ぶらぶら歩き。

日々見たこと、聞いたこと、読んだこと、考えたこと

身近な雑草の愉快な生きかた(ちくま文庫)~稲垣栄洋・著、三上修・画

2021-04-29 | 

花壇の花も好きだけれど、道端に咲く花もしゃがみこんでカメラに収める私です。

稲垣栄洋さんが著し、三上修さんのモノクロだけれど精密なイラストが添えられたこの本には、シロツメクサ、スミレ、ハコベから、エノコログサ、ヨモギ、ガマ、ヨシなど、50種の雑草の生態が取り上げられています。

 

子どものころは雑草がその季節ごとに生える野原で駆け回って遊んでいたし、長~く生きてきたので、取り上げられている雑草のほとんどと顔なじみ^^です。

地味な雑草も、派手な雑草も、その種を残そうと神秘的ともいえる努力をしています。


折りしも昭和の日の今日、ネットニュースでこんな記事を読みました。


一部分をコピペしました。

昭和天皇(1901~89年)の生誕から、昭和の日の29日で120年。国立科学博物館(東京都台東区)の企画展「昭和天皇の生物学ご研究」では、1人の生物学者としての昭和天皇の姿が見て取れる。新型コロナウイルス対策の緊急事態宣言を受け、5月11日まで臨時休館中だが、企画展は再開後に完全予約制で6月20日まで開かれる。

(略)

側近の記録には学者らしいエピソードが残る。侍従長を務めた入江相政氏の「宮中侍従物語」によると、65年9月、昭和天皇が那須で静養中に侍従らが皇居・吹上御所周辺の草を雑草として刈ったと聞き、「雑草ということはない」と発言。「どんな植物でも皆名前があって、それぞれ自分の好きな場所で生を営んでいる。人間の一方的な考え方で、これを雑草と決め付けてしまうのはいけない。注意するように」と話したという。

(略)

よく知られているエピソードですね。私もブログ記事で、できるかぎり雑草という言葉は使わないようにしています。

現在でも皇居は雑草の宝庫でしょうね。できることなら、探索に行きたいです。
ただ、庭を持たない集合住宅住まいの私ですから雑草も可愛いなどと言えますが、庭の手入れに苦労している方も多いでしょう。(おちょやん風に^^)かんにんm(__)m。


私の書棚にはいつの間にか雑草の本がかなり増えました。

 

 

コメント (4)
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